【演劇コラム】再演されるには訳がある! 名作舞台の薦め(後編)

2019年4月30日 / 12:00

 シェークスピア作品といえば、難しそう…という先入観を持たれがちだが、演出やキャストによっていくらでも形を変えていくのが演劇の面白いところ。また脚本家が影響を受けた作品を知っていると、一層楽しさが増す場合もある。以下の3作はそんな視点から楽しみたい作品だ。

「ハムレット」

 世界中で何度となく上演されてきたシェークスピアの4大悲劇の一つ「ハムレット」が、英国演劇界の第一線を走る注目の演出家の手によってダークファンタジーな「ハムレット」として、5月9日~6月2日、都内・Bunkamura シアターコクーンで上演される。父の死と早過ぎる再婚により、憂いに沈むハムレットの前に現れた亡霊が「私はクローディアスに毒殺された」と告げる。復讐(ふくしゅう)を誓ったハムレットは、周囲の目を欺くために狂気を装って…。出演は岡田将生、黒木華、青柳翔、村上虹郎ほか。

 

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