エンターテインメント・ウェブマガジン
アメリカ大統領サディアス・ロス(ハリソン・フォード)が開く国際会議でテロ事件が発生。それをきっかけに生まれた各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展してしまう。この混乱を食い止めようとするキャプテン・アメリカことサム・ウィルソンに、“赤いハルク”と化したロス大統領が襲いかかる。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』が、2月14日から全国公開された。本作の主人公サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)の声を吹き替えた溝端淳平に話を聞いた。
溝端淳平 (C)エンタメOVO
ファルコンの声をやらせていただいて約11年になります。『~エンドゲーム』でキャプテン・アメリカから盾を受け取って、今回、新キャプテン・アメリカとして帰ってこられたことがものすごくうれしい気持ちと、今まで背負ってきたものとは全然重さが違うので、それに対するプレッシャーと半々という感じです。だから、今までよりも、もっと自分を研ぎ澄ませて集中して挑んでいかないと超えられない壁だと思いますし、僕もMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のいちファンなので、自分の吹き替えによって作品のよさを損なうことだけは避けたいと思っています。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14)は、サムがスティーブ・ロジャースと一緒にランニングをしているシーンから始まるのですが、スティーブは血清を打っているから、サムは何周も抜かれてしまいます。スティーブと比べて特殊な能力は何も持っていないサムというのがこのシーンで象徴されます。でもサムは、退役軍人のカウンセラーをやっているぐらいだから、とにかく人の心を察するのが得意な優しい人なんです。なぜスティーブがキャプテン・アメリカの盾をサムに渡したのかというのも今回のテーマの一つなんですけど、サム自身の葛藤が丁寧に描かれているので、今回はそれが十分に伝わると思います。サムの魅力は、本当に優しい人間としてのリーダー像。あとは基本的にとても頭のいい人だと思います。周りが見えるが故に悩んでしまうところもサムの魅力だと思います。
吹き替えの経験が11年あるとはいえど、声優さんたちに比べればやっている本数は少ないです。そういう意味で言うと、やっぱり声だけで表現するのはとても難しいです。しかも役者さんに合わせてやることについては日々勉強です。今回もそうですが、なるべくお芝居に近い感覚で、自分もその場にいることを想像しながらするようにはしています。音だけを当てるというふうにやると、プロの方のような技はできないので、音だけに頼らないようにしています。
とてもお芝居が繊細なのでちょっとした息遣いやニュアンスも意識しています。だから変に音をきれいにはめ込み過ぎないように、なるべくリアル感のある、生々しい自分の声でやらなければという印象があります。
舞台・ミュージカル2025年4月19日
女装した大柄な家政夫・三田園薫が、派遣された家庭・家族の内情をのぞき見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていくヒューマンドラマシリーズ「家政夫のミタゾノ」。松岡昌宏主演で2016年にスタートし、第7シリーズまで続く人気作 … 続きを読む
映画2025年4月18日
『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』(4月11日公開) ブリジット(レニー・ゼルウィガー)は、4年前に最愛の夫マーク(コリン・ファース)を亡くし、深い悲しみを抱えながらシングルマザーとして2人の子どもを育てていた。自らの … 続きを読む
ドラマ2025年4月18日
WEST.の神山智洋とTravis Japanの中村海人が出演する、土ドラ「ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~」(毎週土曜23時40分放送/東海テレビ・フジテレビ系)の第2話が4月19日に放送される。 本作は、味覚を失ったスゴ腕フレンチシ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月14日
映画『ドライブ・マイ・カー』、舞台「ロスメルスホルム」で数々の賞を受賞し、さらに歌手としても第70回NHK紅白歌合戦に出演するなど、多才な活躍を見せる三浦透子。その三浦が、5月10日から上演する舞台パルコ・プロデュース 2025「星の降る … 続きを読む
ドラマ2025年4月13日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。4月13日放送の第15回「死を呼ぶ手袋」では、次期将軍候補だった徳川 … 続きを読む