エンターテインメント・ウェブマガジン
PENICILLIN「HAKUEI」とのツインボーカル&トータルプロデュースにより、俳優・佐藤流司がアーティスト「Ryuji」として結成したバンドプロジェクト「The Brow Beat」。5月6日からはThe Brow Beat Live Tour 2022“404”をスタートし、6月3・4日の東京・LINE CUBE SHIBUYAでのツアーファイナルまで、全国を駆け抜ける。結成4年目を迎え、さらに勢いを増すThe Brow BeatにMajor 1st Album「404」についてや、ツアーに懸ける思いを聞いた。
Ryuji 「404」は、「NOT FOUND」(ウェブのエラーメッセージ)という意味で、底が見えないバンドでありたいという思いと、コロナ禍で明日、自分がどうなるかも分からないという、今の状態を表して付けたものです。楽曲的にはいつも通りの重ためな感じで、死生観や人生について書いています。
HAKUEI さまざまなタイプの曲がありますが、どれもしっかりと血の通ったメッセージが表現されていると思っているので、聞いた人に刺さるものになっていると思います。
Ryuji 作りたいものを作っている感じです。やっている自分たちには、 “The Brow Beatらしさ”って分かっていないんですよ。そのときにかっこいいと思ったメロディーや曲調をやっているだけなので。ただ、形容し難い魅力を持ったバンドでありたいとは思います。「The Brow Beat」には「音で攻撃する」という意味があるので、今回のアルバムでは、その言葉通り、攻撃的なサウンドに緻密な歌詞が乗った、メリハリのあるかっこいいアルバムを目指しました。
HAKUEI 昨年メジャーデビューをさせてもらって、今回は名刺代わりの一発になったらという思いもありました。そういう意味でも、バンドとしてパワーやボリューム感があるものができたと思いますし、それぞれの曲も突き詰めることができた。今やりたいものはこれだと胸を張って言える作品にたどり着けた気がします。
Ryuji この曲は、最初の歌詞の「Good morning」が頭に浮かんでからノンストップで歌詞が出続けて、止まることなく書き終えた曲なんですが、一つだけ後悔していることがあって。「これ isトドメ」って歌詞は、なんで「This is トドメ」じゃないんだろうって自分で思いました(笑)。全体的には、英語っぽく聞こえる、得意の“歌詞詰め”の歌詞にしています。それから、(シンガーの)Adoさんが「お前らのせいだ」という歌を出していらっしゃったので、そのパロディーで「俺たちの責任でした」という言葉を入れてます(笑)。
HAKUEI 勝手にアンサーソングね(笑)。僕らから(作・編曲の)tatsuoくんには、「重たいヘビーロック」とオーダーを伝えて、それでこの曲と「離人」の2曲が上がってきたんです。今のロックは、電子の音は切り離せない、だからそれをどんどん押し出していこうということで(こうした楽曲になった)。
Ryuji 流して聞いているときに「何て言っているんだろう」って気になる曲が好きなんです。日本語でも英語に聞こえるというような。もちろん、「愛している」のような絶対聞き取れる言葉もいいと思うんですが、俺は真っすぐな歌詞を書くのは得意じゃないので、そういう言葉がなかなか出てこないんですよ。(今回のアルバムにも入っている)「ハレヴタイ」は、TVアニメ「遊☆戯☆王SEVENS」のオープニング主題歌だったので、そのカップリングも含めて言葉を選んで歌詞を書こうと気を使っていたんですが、その反動で「404」は頭から「人身売買」になったというのもあります(笑)。
HAKUEI 楽曲は、最初から最後まで100メートルダッシュをするような、パンクな曲を作ろうと思ってできた曲です。思ったよりポップに仕上がったので、ライブで盛り上がると思います。
Ryuji 歌詞は、とあるテーマで書きたいとHAKUEIさんに相談していたのですが、(その後に)大会テーマソングになると決まったので、それならマラソンのテイストも入れた方がいいんじゃないかと、「走っていくぜ」という歌詞を交えて、二つのテーマ性を持たせたものになりました。「走る、俺たち」ということで、爆風スランプさんの“爆風”です(笑)。
HAKUEI そうです。だから、1行ずつ(音楽が)展開している。めちゃくちゃです(笑)。
Ryuji 歌詞だけでなく、メロディーも即興なので、曲として成り立ってないし、俺は笑っちゃって最後は歌えてもいないです(笑)。
映画2025年10月16日
世界的に有名な天才浮世絵師・葛飾北斎。その北斎と長年生活を共にし、自らも絵師“葛飾応為”として名をはせた娘・お栄の生きざまを描いた『おーい、応為』が10月17日から全国公開となる。劇中、北斎(永瀬正敏)の弟子の絵師“魚屋北渓”として知られ … 続きを読む
映画2025年10月15日
再開発が進む東京・渋谷を舞台に、母の死と残された父と息子の関係性を描いた『見はらし世代』が10月10日から全国公開された。団塚唯我のオリジナル脚本による長編デビュー作となる本作で、主人公の蓮を演じた黒崎煌代と父の初を演じた遠藤憲一に話を聞 … 続きを読む
ドラマ2025年10月14日
草なぎ剛主演の月10・新ドラマ「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系/毎週月曜午後10時/初回15分拡大)が13日から放送スタートとなった。本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年10月13日
Travis Japanの川島如恵留が主演する舞台「すべての幸運を手にした男」が11月14日から東京グローブ座で上演される。世界を代表する劇作家アーサー・ミラーの初期の名作として名高い本作は、主人公デイヴィッド・ビーヴスに思いもかけない幸 … 続きを読む
ドラマ2025年10月12日
TBSでは、10月12日(日)午後9時から、妻夫木聡が主演する日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」が放送スタートする。本作は、競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の … 続きを読む