三浦「辻井さんは明るくて豪快な男」辻井「三浦さんはいつも完璧」 三浦文彰&辻井伸行(演奏)【真田丸 インタビュー】

2016年3月11日 / 15:37

 NHKの大河ドラマ「真田丸」のオープニング音楽でバイオリンを演奏している三浦文彰氏と、本編終了後に放送される「真田丸紀行」でピアノを演奏している辻井伸行氏が大河ドラマの音楽の魅力を語った。

 

三浦文彰氏(左)と辻井伸行氏

三浦文彰氏(左)と辻井伸行氏

-演奏の依頼を受けた時はどう感じましたか。

三浦 とても光栄で、頑張ろうという気持ちでいっぱいでした。

辻井 (作曲の)服部隆之先生とご一緒できるのは光栄でした。昨年の秋はツアーもあって忙しかったのですが、これはぜひという気持ちでお受けしました。

-曲をもらったときの第一印象は?

三浦 インパクトが強くて、かっこいい。いったん聴いたら耳から離れません。そういうのは初めての体験でした。

辻井 ゆったりとして穏やかな曲だなという感じでした。いろんな悲しみの感情も含まれていますけど、まずは穏やかな気持ちで表現しようと思いました。

-演奏に当たって大切にしたことは?

三浦 最初の2小節はオーケストラのない状況でいきなり僕が弾くわけです。服部先生はバイオリン協奏曲風に書かれたということなのですが、バイオリン協奏曲でバイオリンだけで始まる曲はあまりありません。そういう意味でも気合が入りました。中間には戦国時代を思わせる部分もあり、まさにあの時代に入っていくような感じで演奏しました。

辻井 僕が演奏する紀行の音楽は、戦国時代の人の夢や希望を、時代を超えてゆっくり時間を掛けてたどっていくようなイメージがありましたので、「絆」というこのドラマのテーマを意識して演奏させていただきました。

-演奏家として何か発見はありましたか。

三浦 僕らは普段、作曲家の理想にいかに近づくかということを考えてやっていますが、クラシックだと作曲家の気持ちはご本人には聞けません。でも今回は聞くことができました(笑)。ですからイメージを湧かせるのがすごくやりやすかったですね。

辻井 自作曲だと、自分で自分のイメージをお客さんに伝えるので自由ですが、いつも服部先生みたいな曲が作れたらと思っているので、ご一緒することで作曲の勉強にもなりました。

-「真田丸」を見た印象は?

辻井 信繁の兄は信幸で、私の下の名前の伸行と読みが同じなものですから(笑)、非常に親近感がありました。戦いだけでなく、家族の絆も描かれていて、親しみやすい感じがありました。見応えのあるドラマで楽しく拝見しています。

三浦 すべての人にお話が分かりやすいですし、個人的には見入ってしまいます。

-主人公の信繁は、きりと梅との間で三角関係になりそうです。お二人はどちらがタイプですか。

三浦 中間かな(笑)。僕は結構さばさばしている人も好きです。

辻井 タイプとしては明るくて優しくも、しっかりとしていて、支えてくれる人がいいですね。きりと梅なら、うーん、僕も中間ですね(笑)。

-一緒に演奏する機会もあったと思いますが、互いの印象は?

三浦 辻井さんは明るくて、第一印象としては豪快な男です(笑)。

辻井 三浦さんは演奏もとても落ち着いていて、いつも完璧。すごいと思います。

-クラシック以外の音楽の演奏を聴くことはありますか。

三浦 気分転換でポップスとかも聴いていました。

辻井 僕は演歌とかも大好きで、氷川きよしさんの歌もよく聴いています。クラシック以外の音楽を聴くのもとても楽しみにしています。

三浦 僕も演歌が好きです(笑)。

-演奏家として日々向き合っているクラシック音楽の魅力は?

三浦 敷居が高いとか、入りづらい印象はあると思いますが、一度なにかの機会に聴いてもらうといいと思います。いろんな名盤のCDが出ていますので、聞き比べるのも面白いです。

辻井 クラシックには心が穏やかになる効果もあると思いますし、リラックスして楽しんでほしいです。また(コンサートに)足を運んでもらえるような演奏をしていきたいと思いますし、ぜひ生で聴くことの良さを分かっていただきたいです。


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

佐々木蔵之介「この映画を見た後で自分の気持ちがさまようようなところがあるので、誰かと一緒に見てほしいと思います」『名無し』【インタビュー】

映画2026年5月22日

 その男が右手で触れた瞬間、相手は消え、死が訪れる。世にも奇妙な凶器なき犯行と謎に包まれた動機とは…。俳優だけでなく、脚本家、映画監督としても活躍する佐藤二朗が、初めて漫画原作を手がけたサイコバイオレンスを、自らの主演・脚本、城定秀夫監督で … 続きを読む

宮野真守&神山智洋、初共演の二人が作り上げる、劇団☆新感線のドタバタ音楽活劇ミステリー 「多幸感にあふれた作品をお届けしたい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年5月22日

 宮野真守と神山智洋(WEST.)が出演する、2026年劇団☆新感線46周年興行・夏公演 SHINKANSEN☆RSP 怪奇骨董音楽劇「アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~」が、6月12日から上演される。本作は、脚本に劇作家の福原 … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第19回「過去からの刺客」慶の心を動かした小一郎の言葉【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年5月21日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=羽柴秀吉/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。5月17日に放送された第19回「過去か … 続きを読む

唐沢寿明「こんなにひどい男をやってよかったのかなという後悔はちょっとありました」『ミステリー・アリーナ』【インタビュー】

映画2026年5月21日

 推理力に覚えのある解答者たちが、国民的な人気を誇る推理ショーを舞台に、頭脳戦を繰り広げるさまを描いた深水黎一郎の同名小説を、堤幸彦監督が映画化した『ミステリー・アリーナ』が、5月22日から全国公開される。本作でクレージーな天才司会者・樺山 … 続きを読む

川島鈴遥、森田想「この映画は、ちょっと落ち込んだ時とかに見るといいかもしれません。きっと心が軽くなります」【インタビュー】『いろは』

映画2026年5月21日

 長崎で巻き起こる「ドロドロのダメ男巡り」と「ヒリつく姉妹の絆」を描いた青春ロードムービー『いろは』が5月22日から全国公開される。妹の伊呂波を演じた川島鈴遥と姉の花蓮を演じた森田想に話を聞いた。 -最初に脚本を読んだ時の印象から伺います。 … 続きを読む

page top