エンターテインメント・ウェブマガジン
今年で放送10年目に突入した人気バラエティー番組「内村さまぁ~ず」が、『内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル』としてまさかの映画化を果たした。物語の舞台となる劇団兼探偵事務所エンジェル社の面々を演じる内村光良、さまぁ~ず(三村マサカズ、大竹一樹)がこのほどインタビューに応じ、総勢56人のお笑い芸人が入り乱れた撮影現場の様子を緩く振り返った。
内村 (アンジャッシュの)児嶋一哉はおいしい役でした。あっという間に帰っていきましたね。われわれがピークを作り上げました。
大竹 児嶋の良さが一番出た。あいつの良さってあそこですから、あのワンポイントが人生で一番。あれ以上いると詰まらなくなってしまうし、ほかに面白いところがないから(笑)。児嶋という人間のピークですね。
三村 居酒屋のシーンは結構バタバタしていて、後ろの座敷にいろいろなお笑いの方が代わる代わるいるのですが、ほとんど誰ともしゃべっていない。「あれ、しゃべらないで帰っちゃったな、土田(晃之)」みたいな(笑)。会っていない人も半分ぐらいいますから。
内村 次から次にお笑いさんがやってきて、てんやわんやしていました。ハマカーンや東京03などいっぱいいましたが、俺らは手前でしゃべっているので絡めないし見ることもできない。
三村 そっちサイドの人も多少、遠慮していましたね。「今話しかけちゃまずいかな」と。
大竹 俺も途中そっちサイドになっています。後ろでマジックをやっているので、気が付けばそっちサイドの人たちとのシーンが結構多いです。
三村 びっくりしたのは、ドランクドラゴンの鈴木拓は顔がほとんど映っていないのに後から呼び出されて声だけアフレコで録り直していたんです。顔はほとんど映っていないんですよ、見合わない働きぶりでした(笑)。
大竹 出ているのが分からないところに声を当てるってすごいですよね(笑)。
大竹 マジシャンとして全うしなければいけない。ネタバレしちゃいけないという気持ちでした。マギー審司が現場に来て全部教えてくれたんです。でも「『内さま』に出ていなかったから」という理由で、映画には出ていません。マジックだけを教えに現場に来てくれました。
三村 小島よしおはかなり難易度高いです。あと、手賀沼ジュン。WAGE(小島、かもめんたるらが所属していたコントグループで後に解散)なんだよ結局(笑)。
内村 何も考えていないです。
大竹 将来の目標も立てたことがない。
三村 年間の目標も立てないですし、僕らは明日の仕事が何なのかも今知らないです。マネジャーが内緒主義なんですかね(笑)。
内村 俺はそんなことない。俺は明日の仕事は知っています。そこは線引きしてください(笑)。
三村 大竹はここ1週間ぐらい、いつ子どもが生まれるか分からないから入り時間と終わり時間が結構大切だったのに。
大竹 教えてくれと言っても内緒で。ここの現場も、昨日は知らなかったですからね。
三村 結構大事じゃないですか。今日生まれているわけですから。
大竹 内村さんには生まれてすぐに報告させてもらいました。
内村 メールをもらいました。
三村 俺が知ったのは今日の朝です。マネジャー経由で。俺「おめでとう」は言っていないです。「何時に生まれたの?」とか。おめでとうって同級生にはあまり言わないんですよね。「明けましておめでとう」も言いません。「結婚おめでとう」も言わなかった。ツイッターでも、「中村仁美さんおめでとう」にしました。
大竹 そうですね、何にも言わない。
三村 ついでに買ったおもちゃを子どもに上げます。大竹に「おめでとう」はやっぱり言いたくない。負けた感じがしますよ。俺の2人の子どもの時にも、俺はおまえに1回も「おめでとう」と言ってもらってないもん(笑)。
大竹 完全に意識してるじゃねーか!(笑)。
スタイリスト、中谷東一(内村光良)、高村純子(さまぁ~ず)
映画2025年7月4日
第42 回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃の小説を原作にした鮮烈な青春映画『愛されなくても別に』が、7月4日公開となる。浪費家の母(河井青葉)に代わってアルバイトで生活を支えながら、奨学金で大学に通う主人公・宮田陽彩が、過酷な境遇を受 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月4日
2019年に宝塚歌劇団を退団して以降、今も多方面で活躍を続ける紅ゆずる。7月13日から開幕する、ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only 1,NOT No.1」では初めて全編ノン・バーバル(せりふなし)の作品に挑戦する。 物語の舞台は歌舞 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月3日
グローバルな広がりを見せるKカルチャー。日韓国交正常化60周年を記念し、6月28日に大阪市内で上演された「職人の時間 光と風」は、数ある韓国公演の中でも異彩を放っていた。文化をただ“見せる”のではなく、伝統×現代、職人×芸人、工芸×舞台芸 … 続きを読む
映画2025年7月3日
1970年代に起こった連続企業爆破事件の指名手配犯で、約半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した桐島聡の人生を、高橋伴明監督が映画化した『「桐島です」』が、7月4日から全国公開される。本作で主人公の桐島聡を演じた毎熊克哉に話を聞いた。 -桐島 … 続きを読む
ドラマ2025年7月2日
磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月14日から放送スタートする。本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少 … 続きを読む