エンターテインメント・ウェブマガジン
DCドラマ「レジェンド・オブ・トゥモロー〈ファースト・シーズン〉」の日本語吹き替えで声優デビューしたGENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル兼パフォーマー数原龍友。念願だったという声優デビューと、子どものころから大好きだったヒーロー作品で低音ボイスを生かしてあえて“悪役”に臨んだ数原の声にまつわるさまざまな思いを聞いた。
このドラマは、DCヒーローが集結し時空を超えて世界を救うヒーローアクション。数原は第6話に登場する凶悪ヴィラン(悪役)の2代目デスストロークを演じる。2代目デスストロークことグランド・ウィルソンはスレイド・ウィルソン(デスストローク)の息子で、ヒーローチームが不時着した2046年のスター・シティを牛耳っている…。
レコーディングとは違う緊張感のある空間でした。予定よりは早く終わったけど、自分の実力ではなく周りの方にアドバイスをもらって助けられたからできたと思います。アドバイスは「もっと遠くの人に伝える気持ちで」と。(演じるキャラクターの)周りにいる何十人、何百人に伝えるようにと言われてイメージしやすかったです。でもまだまだド新人なので声だけで表現するのは難しかった。
楽しかったです。アドバイスをいただいて勉強しながらトライしていった感じで、経験がないので自分では手ごたえが分かりませんでした。どうだろうという気持ちでOKを待っていたので、安心してうれしい気持ちと、今ので良かったのかなという不安もどこかにあったと思います。この気持ちは今しか味わえないかもしれないし、それも踏まえて楽しませてもらいました。
いやいや(笑)。第6話に出てくる敵の中では一番中心格の大役だったので、逆にその“従えている感”が難しかった。威厳のあるリーダーという表現にはすごく苦戦しました。
全然違います。あんなことをやっていたら嫌われますよ。「処刑の時間だ!」なんて絶対に言わないですから(笑)。先輩方もすごく優しく接してくれるので、とくに悪役みたいな人はいないです。みんな正義のヒーロー。
まだまだ挑戦したいことがたくさんあるんですけど、ひとつひとつ積み重ねていくことが大事だと思うので、まずはしっかりいろいろなことを勉強しながら…。歌もそうですけど。またヒーローものにも挑戦できればと思っています。ヒーロー、悪役問わずやってみたいです。
単純に声変わりが来て、めちゃくちゃ低いこの声になってしまったんです。歌っている声と全然違うと自分でも思うのですが、話すとガラガラ声だなと思って、中学生くらいから話すのがすごく嫌で。この仕事を始めてラジオにも出るようになってから「低くていい声だね」と言われるようになりました。ポジティブに変えていった方がいいのかなと思って、ナレーションや声優の仕事もやってみたいとメンバーや事務所の人に伝えていたので、今回のこの仕事につながったのかなと思います。
ビームですね。目からビーム。これはもう昔からのあこがれなんです。ビームを使えたら何をするにしても便利ですよ。缶詰が開けられるし、スナック菓子もきれいに開けられる。野菜もせん切りですよ。一番活用できると思いますね、ビームは。爪を切りたてのときとか、今ビームが使えたら便利だろうなって考えるときがあります。おすすめです(笑)。
歌声を聞いていただいてから、話している声を聞くとたぶんびっくりすると思うので、逆にそこを生かしたい。普段の声は普段の声でしっかり大切にしたいし、歌声ももちろん大切にしたい。そのギャップですよね。ギャップをどんどん伸ばしていければと思います。…自分でこういうことを言うのは恥ずかしいですけど(笑)。
【プロフィール】数原龍友(かずはら・りゅうと)
1992年12月28日、兵庫県生まれ。GENERATIONS from EXILE TRIBEのボーカル兼パフォーマー。身長170cm、血液型はA型。けん玉が得意。
「レジェンド・オブ・トゥモロー<ファースト・シーズン>」 コンプリート・ボックス(ブルーレイ 11,300円(税別)/DVD9,400円(税別)10月5日発売 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
映画2025年7月4日
第42 回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃の小説を原作にした鮮烈な青春映画『愛されなくても別に』が、7月4日公開となる。浪費家の母(河井青葉)に代わってアルバイトで生活を支えながら、奨学金で大学に通う主人公・宮田陽彩が、過酷な境遇を受 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月4日
2019年に宝塚歌劇団を退団して以降、今も多方面で活躍を続ける紅ゆずる。7月13日から開幕する、ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only 1,NOT No.1」では初めて全編ノン・バーバル(せりふなし)の作品に挑戦する。 物語の舞台は歌舞 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月3日
グローバルな広がりを見せるKカルチャー。日韓国交正常化60周年を記念し、6月28日に大阪市内で上演された「職人の時間 光と風」は、数ある韓国公演の中でも異彩を放っていた。文化をただ“見せる”のではなく、伝統×現代、職人×芸人、工芸×舞台芸 … 続きを読む
映画2025年7月3日
1970年代に起こった連続企業爆破事件の指名手配犯で、約半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した桐島聡の人生を、高橋伴明監督が映画化した『「桐島です」』が、7月4日から全国公開される。本作で主人公の桐島聡を演じた毎熊克哉に話を聞いた。 -桐島 … 続きを読む
ドラマ2025年7月2日
磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月14日から放送スタートする。本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少 … 続きを読む