浅野忠信、記者が選んだ主演男優賞に涙  「情熱を傾けられるのが役者しかなかった」

2015年2月12日 / 19:19

 主演男優賞を受賞した浅野忠信

 在京スポーツ7紙の映画担当記者が選ぶ「第57回 ブルーリボン賞」授賞式が12日、東京都内で行われ、受賞者の浅野忠信、安藤サクラ、池松壮亮、小林聡美、小芝風花ほかが出席した。

 震災で家族を失った少女と、引き取った遠縁の男の近親相姦(そうかん)を描いた問題作『私の男』で主演男優賞を受賞した浅野は、「ありがとうございます。記者の方が実際に目で見て判断してくださった賞と聞いて、最初に知らせを聞いた時は本当にうれしかったです」と感謝のスピーチ。

 続けて「ずっと一生懸命やってきて…なんですかね。自分で情熱を傾けられるものが…役者しかなかったので…」と声を震わせた浅野は、涙をこらえながらしばらく間を置き、「こういう賞を貰えたのが本当にうれしいです」と声を絞り出し、会場からは温かい拍手を浴びた。

 また“禁断の愛”を描いた本作にちなみ「浅野さんにとっての愛とは?」と司会の貫地谷しほりから聞かれた浅野は「そうですね。そういうことを考えられたら離婚もしなかったと思います」と自虐コメント。同賞受賞により、来年の司会が決定したが、意気込みを問われると「みかんの袋でもかぶって出てこようと思います」と先日話題となった自身の投稿写真を引き合いに、会場を笑わせた。

 一方、『紙の月』『ぼくたちの家族』『海を感じる時』の3作品で助演男優賞を受賞した池松は「皆さん1作品(での選出)なのに、僕だけ“合わせ技”みたいですみません」とちゃめっ気たっぷりにあいさつ。大胆なラブシーンにも果敢に挑戦し、司会の高良健吾から「ちまたでは、目を閉じてても前張りは着けられると聞いたんですが本当ですか?」と突っ込まれると「あ、今日も着けてます」と冗談を交え、笑いを誘った。

なお、安藤が『0.5ミリ』と『百円の恋』で主演女優賞、小林が『紙の月』で助演女優賞、小芝が『魔女の宅急便』で新人賞をそれぞれ受賞。作品賞は、本木克英監督の『超高速!参勤交代』、監督賞は『そこのみにて光輝く』の呉美保監督、外国作品賞は『ジャージー・ボーイズ』が受賞した。

 


芸能ニュースNEWS

「愛の、がっこう。」“愛実”木村文乃が漢字を教えるシーンに反響 ラウールは「ホスト役がハマり過ぎ」「当たり役」

ドラマ2025年7月11日

 木村文乃が主演するドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)の第1話が、10日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、堅い家庭で育った真面目過ぎる高校教師・小川愛実(木村)と、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)が出 … 続きを読む

吸血鬼×ピュアボーイのBL(ブラッディ・ラブ)コメディー Bloody Love 歌劇「ババンババンバンバンパイア」を9月に上演

舞台・ミュージカル2025年7月11日

 今年、TVアニメ化や映画化もされた話題の漫画『ババンババンバンバンパイア』が、今度は舞台化決定。Bloody Love 歌劇「ババンババンバンバンパイア」が、9月20日(土)~9月25日(木)まで東京・東京国際フォーラム ホールCで上演さ … 続きを読む

今秋上演するReading Musical「BEASTARS」episode 1のビジュアルを発表&原作・板垣巴留からのメッセージが到着

舞台・ミュージカル2025年7月11日

 今秋9月~10月にかけて東京と大阪で上演するメインビジュアルと全キャラクターのビジュアルが発表された。  板垣巴留原作の『BEASTARS』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)は、「マンガ大賞 2018」第1位にはじまり、 主要 … 続きを読む

「ちはやふる-めぐり-」「めぐる(當真あみ)のこれからの成長が楽しみ」「千早(広瀬すず)や奏(上白石萌音)が顧問として登場するのが胸アツ」

ドラマ2025年7月10日

 「ちはやふる-めぐり-」(日本テレビ系)の第1話が、9日に放送された。  本作は、映画『ちはやふる』から10年後の世界を原作者・末次由紀氏と共に紡ぐオリジナルストーリー。競技かるたに青春を懸ける高校生たちの姿を熱く描く。(*以下、ネタバレ … 続きを読む

磯村勇斗、稲垣吾郎の初日の撮影シーンに感嘆 「僕の中でより大スターになりました」

ドラマ2025年7月9日

 ドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」の制作発表会見が9日、東京都内で行われ、出演者の磯村勇斗、堀田真由が登場した。  本作は、独特の感性を持つがゆえに人生にも仕事にも臆病だった弁護士(磯村)が、少子化による共学化で揺れる私立高校に「 … 続きを読む

Willfriends

page top