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光一、階段落ちで“エベレスト”超え宣言 来年も「SHOCK」決定、共演に屋良&内

 オリジナルミュージカル「Endless SHOCK」の3大都市縦断公演制作発表が21日、東京都内で行われ、主演するKinKi Kidsの堂本光一、屋良朝幸、内博貴が出席した。

 本作は2000年に初演され、今年3月21日の東京・帝国劇場公演で単独主演1000回を達成。今年9月の大阪公演を終え、早くも14年2月からの公演が決定した。

 堂本は「9月の公演を終えたばかりという感じがしている中、もう(来年の)制作発表かと不思議な感じがしています」といい、「正直、まだ何も進んでおりません。終わったばかりで、これだけの短い期間でまた帝国劇場のステージに立てることをうれしく思います」と苦笑交じりに明かした。

 「手応えがあったものをさらにブラッシュアップさせて、2月の公演に向けて準備していきたい。毎回僕の思い付きを形にしてきたので、エンディングに少し手を入れようかなと思っています。最後に全員で歌う曲を、もう少しアレンジしてやっていこうかな」と現時点での構想を語った。

 ライバル役を、東京公演では屋良、大阪と福岡公演では内が務めることも合わせて発表。「屋良はダンスも素晴らしく、成長がめざましい後輩です。内くんの方はダンスは若干、ちょっと…」と言葉を濁し、「内くんは昼ドラを頑張っていて、年上の女性を抱いている。大人の雰囲気やお芝居のスキルなど、色気のある感じをステージに持って帰ってきてくれるんじゃないかと思っています」と期待を込めた。

 屋良は「『SHOCK』の歴史に数多く関わらせていただいた中で、会見に参加させてもらうのは初めてで、緊張しています」と素直な心境を明かした。また「2000年から出させていただいて、夢には見ていたけど僕が(光一くんの)ライバル役を実際にやらせていただけるとは思っていませんでした」と振り返った。

 これまでにさまざまな人物がライバル役を演じてきたことから「いろんな人を見てきたのでプレッシャーもありましたが、ライバル役をまだやらせてもらっていることを、毎回うれしく思っています」と喜びを語る一方、「『SHOCK』は毎回、体力的にもズタボロになる。“ドM”の僕らとしてはうれしい場所です」と笑わせた。

 現在昼ドラマ「天国の恋」に出演中の内は、堂本の言葉を受けて「今、僕は年上の女性を抱いてばかり。エロチックな部分を出していければと思います。オーナーとのそういう部分があればいいなと思っています。来年の9、10月を楽しみにしていてください」とアピールした。

 本作の大ファンで、オーナー役を務める森公美子からは熱烈なVTRが届くと、堂本は内に向き直って「抱こう!」と提案。屋良は「大阪、福岡公演限定でしょう?」とひるんだ様子だったが、内は対照的に「僕はやるからには全力でいきますよ」とキッパリ。会場が笑いに包まれる中、堂本は「なんだか『SHOCK』の会見の雰囲気じゃない」とつぶやいていた。

 稽古でも本番でもかなりの体力を必要とする本作について、堂本は「体力のある屋良が疲れているのを見るとうれしくなる。出演者にとってはボロボロになる“ドM作品”です」と明かし、屋良も「舞台袖にはけたら、光一くんは疲れてないかなと探します」と切磋琢磨(せっさたくま)して作品に取り組んでいるという。

 稽古中にぎっくり腰騒動のあった内は「本当にびっくりしました。ぎっくり腰という名称はかわいいというか、ポップですけど、そんな痛みじゃなかった」と振り返った。また、「悔しくていろんな国での呼び方を調べたら、ドイツ語では“魔女の一撃”というんです。日本もこれからはそう呼ぶべき。本当にその通りの痛さだった」と熱心に語って笑いを誘った。

 約13年続いた本作を、今後いつまで続けていきたいかと意気込みを問われた堂本は「(7年後の)東京五輪の時は、僕は40歳ですね。まだ階段を落ちているんでしょうか」としみじみ。「想像をしたことがないし、初演の時から来年もあると思ってやったことがない。お客さんに支持してもらえているということだと思うし、来年もやれると聞くとそれが自信にもつながっています」と人気を支えるファンに感謝を述べた。

 「今までも、今も、これからも、いつまでやるかを自分の中で明確に考えることはないのではと思います」と語った堂本。一方で、02年6月公演から始まった見どころの一つの“階段落ち”の記録が伸びており、これまでに堂本が落下した高さは4665メートルで、来年の公演中に5000メートルを超える見込みとなっている。

 世界最高峰のエベレストの8848メートルも視野に入り、“エベレスト超え”を期待されると「ファンの中には“痛い思いをしてまで”と、見たくないという人もいると思う。ジャニー(喜多川)さんもしなくていいよと言っていますが、僕はやりたい。一幕を衝撃的な終わり方にするには大切な演出だと思うし、体が動く限りはやりたい」と思いを語り、“エベレスト超え”を目指すと宣言した。

 ミュージカルは14年2月4日~3月31日に東京・帝国劇場、9月に大阪・梅田芸術劇場メインホール、10月に福岡・博多座でそれぞれ上演。

 

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