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NHKで2024年に放送される大河ドラマ「光る君へ」の新キャスト11人が20日に発表された。黒木華、瀧内公美、秋山竜次、町田啓太、金田哲、渡辺大知、本田大輔、益岡徹、石野真子、橋爪淳、佐々木蔵之介が出演する。
本作の舞台は平安時代。後に、世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部(まひろ)の人生を描く。主人公の紫式部を吉高由里子、紫式部の生涯のソウルメートとなる藤原道長を柄本佑が演じる。
秋山が演じるのは、道長の先輩・藤原実資。藤原小野宮流の当主で、有職故実(政治や儀式のしきたり)に詳しく学識がある。正義と筋道を重んじると同時に、プライドが高い頑固者でもある。道長にとっては尊敬しつつも煙たい存在だ。
秋山は「個人的に実資さんは歴史の授業でも習った記憶がなく、ネタでもやったことがありません。ですが藤原道長さんの先輩に当たり、大変ユニークでなかなかやり手な方だったと聞いてワクワクしています。僕に実資さんが務まるのか心配ですが一生懸命やらせていただきます。コントキャラみたいになっちゃわないか心配ですが…」と語った。
また、秋山はこれが大河初出演。「出られてめちゃくちゃうれしいです。大河ドラマの思い出は小学生のときに初めてじいちゃんと毎週毎週楽しみに見ていた、中井貴一さんの『武田信玄』です。この姿を登一(祖父の名前)に見せたかったです」とコメントを寄せた。
町田が演じるのは「一条朝の四納言」の一人・藤原公任。時の関白の息子で、道長とは同い年で、友情を育むが、出世レースが進むにつれ関係が変化する。
「西郷どん」(18)「青天を衝け」(21)に続き、3度目の大河出演となった町田は「藤原公任は和歌や漢詩の第一人者であり多芸多才。関白の父と、天皇につながる血筋の母をもつサラブレッド。そして、藤原道長の学友でライバルであった人物というイメージがあります」と語った。
続けて、「また、実はまひろが『紫式部』と呼ばれるようになったきっかけを作った…かもしれないとの逸話も…。美意識と言語遊戯の世界で性別は関係なく交流を楽しんでいたというところに、約1000年も前の時代なのに、何か現代ともつながる感覚があったのではと、距離が近づく感覚がありうれしくなりました。今作でどんな藤原公任を演じていけるのか楽しみでなりません」と語った。
佐々木が演じるのは、紫式部(まひろ)の夫・藤原宣孝。まひろの父・為時とは職場の同僚で同年配の友人同士。世知に長け、おうような性格。まひろのことは幼い頃から知っており、いい話し相手となって温かく見守る。
佐々木は「紫式部は藤原宣孝と結婚し、一女を授かるもわずか2年数カ月で宣孝が病に倒れ逝去。夫の死後『源氏物語』の執筆とあります。2人の出会いや、短いですが夫婦として過ごした時間に想像を膨らませています。今作での藤原宣孝は『世渡り上手で華やか、押しの強いキャラ』らしく、『ああ、これは絶対オモロい、演じがいのある役になるな』と直感しています」とコメントした。
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