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紫式部の母・ちやは役の国仲涼子 (C)NHK
NHKで2024年に放送される大河ドラマ「光る君へ」の新キャスト11人が21日に発表された。岸谷五朗、国仲涼子、高杉真宙、ユースケ・サンタマリア、段田安則、三石琴乃、井浦新、玉置玲央、吉田羊、板谷由夏、ファーストサマーウイカが出演する。
本作の舞台は平安時代。後に、世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部(まひろ)の人生を描く。主人公の紫式部を吉高由里子、紫式部の生涯のソウルメートとなる藤原道長を柄本佑が演じることが決まっている。
岸谷が演じるのは、紫式部の父・藤原為時。為時は、藤原一門であるが、下級の貴族。裕福な生活とは縁遠かった。和歌や漢籍に通じる文人であり、まひろに文学の素養を授ける。
岸谷は、出演に際し、「(脚本の)大石静さんによって生み出されるキャラクターは、本当にキュートでかわいらしく、そして切なく残酷でもあり、喜怒哀楽がかき乱される魅力的な人物たちです。これからスタッフの皆さんと脚本をじっくりと吟味し、具現化していくのが楽しみであります!」とコメントを寄せた。
国仲が演じるのは、紫式部の母・ちやは役。不器用な夫を支え、豊かとはいえない暮らしの中でも、幼いまひろや弟の太郎を、愛情深く育てる優しい女性だ。
大河ドラマ初出演となった国仲は「歴史ある大河ドラマに一度は出演してみたいと強く願っていました。紫式部の母親役のお話を頂き、二つ返事で引き受けさせてもらいました。特別な役作りはせず、現場での母親としての顔をしっかり出すことができればと思っています」と心境を語った。
また、「古都京都の印象や思い出」を問われると、「京都といえば、寺社など歴史ある建物、おいしい食事です。風情ある街並みも歩いているだけで、五感が満たされます。食は、おばんざい、京野菜を使った料理、ウナギを楽しみにしています。この時代の食も体験できたらうれしいです」と語った。
高杉が演じるのは、紫式部の弟・藤原惟規。幼名は太郎。勉学が苦手で、文学の才がある姉としょっちゅう比較されている。のんびりで、ひょうひょうとした性格だ。
役柄の印象を聞かれた高杉は「惟規は姉の紫式部や父の為時と違い、勉学への関心は全くありません。口がうまく、ひらひらとその場をしのぎながら生きていくんだな、という印象です。少し残念な印象のある惟規が、どのような生き方で過ごしていくのか、僕自身も楽しみです」と語った。
大河ドラマには「平清盛」(12)以来、12年ぶりの出演で、「当時15歳で緊張して何が何だか分からず、ひたすら目の前のことに一所懸命だったのを覚えています。多くの方がいて、あまりにも広いセットがあって感動していました」と思い出を語った。
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