安藤サクラ、子育てと仕事の両立に悩み引退を考えた時期も 「できる、できないを超えて、やっぱり現場が好きと気付けた」

2023年3月11日 / 06:36

最優秀助演女優賞を受賞した安藤サクラ 【写真提供:東京写真記者協会】

 「第46回日本アカデミー賞授賞式」が10日、東京都内で行われ、安藤サクラが『ある男』の演技で最優秀助演女優賞を受賞した。

 安藤は『万引き家族』以来、約4年ぶりの本格的な映画出演となった同作で、再婚した夫が偽名を使っていたことを彼の死後に知り、かつて世話になった弁護士に身元調査を依頼する妻の里枝を演じた。

 発表前には、同作に主演した妻夫木聡が、安藤との撮影中のエピソードを披露した。

 妻夫木は「撮影中のある日、サクラちゃんが『私やっぱり女優に向いていない。この作品で女優を引退しようと思うの』と言ってきた。僕は、これは重大な現場に居合わせたなと思って…」と当時の心境を振り返った。

 ところが、撮影終了後のある日、安藤の夫である柄本佑に会った際に、「『サクラちゃん、最近何やってるの?』と聞いたら、『映画の撮影をしていますよ』と言われて。おいおい、あれは何だったんだと驚きました」と苦笑した。

 安藤は「当時はくよくよのピークに達していた。やはり私、子育てと映画の撮影をどうしてもうまく両立できないと感じていて。両方うまくできないなら、一回ちょっとやめた方がいいのかなって。でも途中からくよくよするよりも、大好きな現場に行くことが自分の人生にとって大切なんだとハッと気付いた。そこからまた頑張ってみようと思って」と明かした。

 妻夫木が「気付いたなら言ってよ!」と笑って突っ込むと、安藤は「ごめん。ごめん!」と謝罪した。

 その後、最優秀助演女優賞の受賞者として名前を呼ばれた安藤は「ありがとうございます。(役者を)やめようと思っていたことをこんな形でバラされると思っていなかったので。自分が情けなくて」と涙をこぼした。

 観客から温かい拍手を送られた安藤は「この撮影中に、自分のできる、できないを超えて、やっぱり現場が好きなんだと気付いた。こんなに好きなものは他に見つけられないなとはっきり思えたので、今も現場に向かうことができています」とコメント。

 子育てと撮影の両立については、「悩みつつ、その都度、家族で会議をしながら協力し合って、また頑張れたら」と語り、最後は笑顔を見せた。


芸能ニュースNEWS

「しあわせな結婚」「杉野くんの黒川が当たり役になる予感」「いまだに登場人物の半分ぐらいを信用できない」

ドラマ2025年8月15日

 「しあわせな結婚」(テレビ朝日系)の第5話が、14日に放送された。  本作は、妻が抱える“大きな秘密”を知った時、夫は彼女を愛し続けることができるのか? 脚本・大石静、主演・阿部サダヲと松たか子による、夫婦の愛を問うマリッジ・サスペンス。 … 続きを読む

「愛の、がっこう。」愛実とカヲルの“お別れ遠足”に涙 「2人がかわいくて、切なくて泣いた」「胸が苦しい」

ドラマ2025年8月15日

 木村文乃が主演するドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)の第6話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、堅い家庭で育った真面目過ぎる高校教師・小川愛実(木村)と、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール … 続きを読む

「ちはやふる-めぐり-」「若者たちが頑張っている姿を見るとこっちもやる気が出る」「来週はついに綿谷新(新田真剣佑)が登場!」

ドラマ2025年8月14日

 「ちはやふる-めぐり-」(日本テレビ系)の第6話が、13日に放送された。  本作は、映画『ちはやふる』から10年後の世界を原作者・末次由紀氏と共に紡ぐオリジナルストーリー。競技かるたに青春を懸ける高校生たちの姿を熱く描く。(*以下、ネタバ … 続きを読む

「誘拐の日」“政宗”斎藤工の宣言「凛の父親だ」に「泣いた」 「“山崎忠”深澤辰哉が大活躍で、麗し過ぎた」

ドラマ2025年8月13日

 斎藤工が主演するドラマ「誘拐の日」(テレビ朝日系)の第6話が、12日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  医学博士・水原由紀子(内田有紀)の別荘に軟禁されている新庄政宗(斎藤)と七瀬凛(永尾柚乃)が非常用の電話回線を使って電話を … 続きを読む

「北くんシェア」“北くん”岩瀬洋志に隠し子騒動!? 「“南”本田翼らナース3人の軽口トークが面白い」

ドラマ2025年8月13日

 本田翼が主演するドラマ「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、12日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  ある日、北くん(岩瀬洋志)とカフェに出かけた南(本田) … 続きを読む

Willfriends

page top