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NHKで放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」でヒロイン・岩倉舞(福原遥)の幼なじみ・梅津貴司を演じる赤楚衛二からコメントが届いた。
本作は、主人公の舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人々との絆を育みながら、空への憧れに向かってまい進する物語。
貴司は、岩倉家の隣にあるお好み焼き屋「うめづ」の息子で、舞と同い年。気は優しくて好青年だが、「普通」になじめない性格。幼いころに古本屋で詩と出会って「ことば」を紡ぎ出すことに興味を持ち、やがて舞にとって心のオアシスのような存在になっていく。
出演が決まったときの心境を尋ねられた赤楚は「それはそれは本当にもううれしかったです。思わずガッツポーズをしました。朝ドラといえば、皆さんが毎朝見ているドラマ。僕のおじいちゃん、おばあちゃんも見ていますので、出演することが恩返しになると思ったし、半年間にも及ぶドラマというのは、なかなかありませんので、貴重な経験になると思いました。頑張らなきゃとも思いました」と振り返った。
演じる貴司については、「すごく優しい人です。それでいて、押しつけがましさは一切なく、寄り添ってくれるようなタイプ。『普通』というものになじめず、疑問や生きにくさを感じています。かといって破天荒かと言われると、そうではありません。周囲に合わせることができて、心がきれい過ぎる。だからこそ、苦しくて生きづらいのだと思います」と分析。
そして、「貴司と似ているかと言われると分かりませんが、ちょっと人とは違うところに疑問を持つところや、『なんで、今、こういう気持ちなんだろう?』と自分と向き合って本を読むところなど、僕も俳優という仕事柄、自分と向き合うことが多いので共感できます」と話した。
初共演となった福原については、「ピュアで、純粋なイメージでしたが、そのイメージは共演しても変わりません。周りの空気を柔らかくするタイプで、かつ、芯の強さや覚悟というものをすごく感じました。すてきな人だなと思います」と評した。
最後に「貴司のような生きづらさを抱えている人は、現代にも多いと思うんです。情報過多の時代、いいことも悪いことも、SNSなどで全て見えてしまい、人とつながり過ぎているからこそ、器用にこなせてしまう。その分、悩んでいる方もたくさんいると思うので、そういう方たちにとって、共感しやすいキャラクターではないかと思います。舞にとって、支えになったり背中を押してあげたり、心のオアシスになれたらと思っています」と語った。
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