高畑淳子「舞いあがれ!」でヒロイン舞の祖母役 「視聴者の方に、気持ちが強くなっていただけたらうれしいです」

2022年10月14日 / 11:52

 NHKで放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、主人公・岩倉舞(福原遥)の祖母・才津祥子を演じる高畑淳子からコメントが届いた。

 本作は、主人公の舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人々との絆を育みながら、空への憧れに向かってまい進する物語。

 高畑演じる祥子は、舞の母・めぐみ(永作博美)の母親で、五島列島で暮らしている。漁師だった夫が亡くなった後、女手一つでめぐみを育てた。何でも自分でやって、自分の力で生きていくことをモットーにしている。めぐみとは折り合いが悪かったが、孫の舞にとっては良き理解者となる、という役どころ。

 高畑は、本作への出演が決まった際、「そりゃあもう、うれしかったです。『こういう役があるんだけど』と話を頂いてから、『どうなるか分かりませんけど、少し待ってください』と言われて何週間か待ちました。何人か候補がいらっしゃるんだろうなと思って、オーディション気分で待ちました。私たちの時代は“朝ドラ”が登竜門で、私も何度受けたかな。4回ぐらい落ちましたね。そういう若いときの記憶があるぐらいなので、とってもうれしかったです」と振り返った。

 演じる祥子については、「五島にある海の資源と陸の資源を無駄なく使って無駄なく生きる、SDGsを難しい理屈なしに当たり前のこととして、おおらかに実践している人です。自分の娘と大げんかをして、14年も会っていないなど、頑固なところもありますが、空を見て、海を見て暮らしている人の強さがあり、発する言葉に深みがあります」と話した。

 また、「五島言葉が難しかったので、練習をしながら何度も何度も読んでいると、気付くとティッシュの山ができているほど、涙が止まらないんですよね。例えば、『変わりもんば、変わりもんとして堂々と生きたらよか。周りに合わせんでよか。自分ば知っとる人間が一番強かけん』というせりふがあるのですが、これも五島の言葉で言うからいいんでしょうかね。標準語で『自分を知っている人間が一番強いからね』とか言われても、カッチーン!となるかもしれませんよね」と語った。

 続けて、「海の潮の流れや、空の気候など、あらがえない自然と共に生きている人の言葉だからでしょうね」と推測した。

 高畑は「今の世の中はとても生きづらいと感じる人が多いと思いますが、この作品には、もう少しうまく楽に生きられるはず、もっと違う観点があるのではないか、といった問い掛けが込められていると私は思います。人の気持ちを強くできるというのが、テレビや舞台の一番の仕事だと思います。視聴者の方に、気持ちが強くなっていただけたらうれしいです」と語った。


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