竹野内豊、娘を殺され復讐に突き進む父親役 撮影中は「私生活でも苦しいときがあった」

2021年5月14日 / 15:37

竹野内豊(左)と石田ゆり子

 「連続ドラマW 東野圭吾『さまよう刃』」の完成報告会が13日、東京都内で行われ、出演者の竹野内豊、石田ゆり子、三浦貴大と片山慎三監督が出席した。

 本作は、東野圭吾氏のベストセラー小説を連続ドラマ化。男手一つで育ててきた娘を未成年の少年たちに惨殺され、復讐(ふくしゅう)の道へと走る主人公・長峰重樹を竹野内が演じ、長峰の正体を知りつつ手を差し伸べる木島和佳子を石田が演じた。

 竹野内は「台本を読んだとき、もし自分に長峰さんのようなことが起こったらどうするのか、深く考えさせられました。大切な家族や友人が同じようにむごい殺され方をしたら、自分も長峰さんのような感情になってしまうのではないかと思いました」と明かした。

 また、「普段はあまり役を引きずらない」という竹野内だが、本作では「重たいシーンを撮った後、2日間ぐらい結構ヘビーな気持ちが抜けなくて、私生活でも苦しいときが正直ありました」と振り返った。

 石田も演じる過程で「どうしても長峰さんに共感してしまった」といい、「法によって裁かれない凶悪な犯罪。自分の人生にそういうことが関わってきたときに、自分だったらどうするのか…ということを皆さんにも考えていただきたいです」とコメントした。

 一方、物語に絡めて「迷ったときはどのように決断をくだすか」と尋ねられた竹野内は「若いときは確かに悩んで、決断するのに一歩遅れることもあったのですが、今は意外と直感タイプというか感覚人間なので、あまり問題解決に時間が掛からない方だと思います」と笑顔で答えた。

 石田は「私も意外に優柔不断じゃないんですよ。あれこれ悩まないで、欲しいものは欲しい、みたいなところがある。悩んでいるうちに物事が複雑になると思うので」と語った。

 ドラマは15日午後10時スタート(全6回)。


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