玉城ティナ、報知映画賞で新人賞を受賞 「映画の一つのピースとなれるように」

2019年12月19日 / 15:15

新人賞に輝いた玉城ティナ

 報知新聞社制定の「第44回報知映画賞」の表彰式が18日、東京都内で行われ、主演男優賞を受賞した中井貴一、同じく主演女優賞の長澤まさみ、助演男優賞の成田凌、助演女優賞の小松菜奈、新人賞の鈴鹿央士、玉城ティナほかが出席した。

 『Diner ダイナー』『悪の華』で受賞した玉城は「すごく歴史のある賞に私の名を刻むということで、本当に私でいいのかな…という心配もあるのですが、今日は喜びを純粋にかみ締めたいと思います」と喜びのスピーチを行った。

 大の映画好きだという玉城は「思い返すと、映画にどん底に突き落とされたり、時に拾い上げられたりしながら、私の内面だったり、感情を育ててもらったように感じます」としみじみ語った。

 続けて「今は私が表現をする側として、映画を作っている人たちに、『この子にだったら、一つのピースとして物語をつむがせてやってもいいかな』と思ってもらえるような女優になれたらと思います」とさらなる飛躍を誓った。

 『来る』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』で受賞した小松は「2014年に中島哲也監督の『渇き。』でデビューさせてもらい、報知映画賞の新人賞を頂いてここに立たせてもらって以来なので、グッとくる思いがあります」と感慨深げ。

 「賞を取るためだけに頑張っているわけではないですが、賞を見ると『この作品、頑張ったね』と思わせてもらえるようで、純粋にうれしい。これからも一つ一つ向き合って作品を届けられたら」と言葉に力を込めた。

 『チワワちゃん』『愛がなんだ』『さよならくちびる』で受賞した成田は「すごく不安を持ちながら役者をやってきたのですが、今はちょっとだけ自信をもらえたような気がしています。この助演男優賞に恥じない役者にならなければ。まだまだ足りない部分がたくさんあるので、おごることなく頑張っていきたい」と力強く語った。

(左から)鈴鹿央士、玉城ティナ、成田凌、長澤まさみ、中井貴一、小松菜奈、佐藤信介監督、GACKT


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