舞台「神の子」の囲み取材が15日、東京都内で行われ、出演者の大森南朋、長澤まさみ、田中哲司ほかが登壇した。
本作は、親交を深めてきた田中、大森、そして赤堀雅秋氏による演劇ユニットの約4年ぶりの舞台公演。ヒロインに長澤を迎え、それぞれの日常が少しずつ交差しながらも、それほど変わらず流れていく日々の中で、何げない日常のいとしさに気付かされる物語を描く。
主演の大森は長澤の出演ついて、「長澤さんのファンだったので、僕がラブコールを送りました。まさか出てくれるとは思わなかったんです。赤堀さんの作品に意外と興味を持たれていたようなので、これはいいんじゃないかなと思いました」と語った。
田中も「3人で飲みながら出演依頼のメールを送っていたんですけど、無理だと思っていました」と振り返った。
ラブコールを受けた長澤は「大先輩で、15歳ぐらいからかわいがってもらっていましたし、なかなか一緒にお芝居をする機会がなかったので、すごくうれしいなと思いました。赤堀さんの作品に出てみたいという思いがあったので、ラッキーという感じでした」と語り、笑顔を見せた。
「今年1年を振り返って」と質問された田中が「子守りの合間に仕事をさせていただいているという、そんな幸せな1年でした」と語ると、今年、第1子が誕生した大森も「個人的に大きな1年でした。そういう幸せとは真逆の作品なので、少し気持ちのブレがまとまらずにいるのは、俳優としてふがいないところではあります」と照れた。
舞台は15日~30日まで、都内・本多劇場ほかで上演。