映画『ダンボ』ジャパンプレミアが14日、東京都内で行われ、出演者のコリン・ファレル、日本語吹き替え版の声優を務めた西島秀俊、ティム・バートン監督が登壇した。
本作は、ディズニーの名作として知られるアニメーション『ダンボ』を基にしたアドベンチャー映画。サーカス団の一員で大きな耳を翼に、空を飛ぶことができる小ゾウのダンボが、金もうけを企む興行師によって引き離された母親を救うべく、仲間と共に立ち向かう姿を描く。
会場にはコスプレをしたファンなど約350人が参加し、サーカス団によるパフォーマンスでにぎやかに開幕した。
一同は、レッドカーペットでは報道陣の取材や、ファンが求めるサインなどに応じた。ファレルが演じたホルトの声を務めた西島は「ティム・バートン監督の最新作ということで、日本のファンの方が楽しみにしていた熱気を改めて感じています。皆さんの期待以上に素晴らしい作品なので楽しみにしてください」とあいさつした。
ファレルは「メークやコスプレをしてくださった方もたくさんいらっしゃって、温かい歓迎ありがとうございます。隣にいらっしゃる名匠ティム・バートン監督作品は心から楽しんでいただけると思います」とファンの歓迎に感謝した。
さらに、2年ぶりの来日となったバートン監督は「毎回来るたびに皆さんからたくさんのエネルギーを頂いています。この世の中はとても複雑ですので、『ダンボ』を通して、とても純粋な感情というものを伝えたかったです」と映画に込めた思いを語った。
また、本作で初めてハリウッド映画の吹き替えを行った西島は「吸う息も、吐く息も、厳密に監督に演出されて、コリン・ファレルさんがどれだけ繊細に、丁寧に、このキャラクターを演じていらしたかを体と心を通して体験できました。本当にすてきなホルトを演じていらっしゃいました」とたたえた。
映画は3月29日、全国公開。