エンターテインメント・ウェブマガジン
第1夜「万灯」に主演した西島秀俊
ミステリースペシャル「満願」の試写会が2日、東京都内で行われ、出演者の西島秀俊が出席した。
米澤穂信氏のベストセラーミステリー短編集『満願』の中から、「万灯」「夜警」「満願」を3夜連続でドラマ化。西島は、野心あふれる商社マンが「資源」という魔物に取りつかれ、崩壊していく姿を描いた第1夜「万灯」に主演した。
東南アジアでガス油田開発に携わる商社マン伊丹を演じるため、ラオスロケを行った西島は、「気力、体力がすごく充実した実力のあるスタッフに囲まれ、毎日本当に過酷な撮影だったのですが、元気に全力で撮影に臨みました」と現場の様子を紹介した。
完成作を見て「全身全霊で、ワンカット、ワンカット撮影してきたことが、作品に反映されているなと感じた。たくさんの方に見てもらいたい。3夜連続のミステリーで、この夏にちょっと涼しい気持ちを味わっていただけたら」とアピールした。
一方、7月23日にラオス南部で、建設中のダムが決壊する事故が発生し、多くの犠牲者が出た。撮影地とは別地域だそうだが、西島は「これ以上被害が大きくならないことを、そして一刻も早く復旧復興が進むことを願っております」と被災地への思いを口にした。
今回“業の闇”に飲み込まれ、悪にも手を染める伊丹を演じた西島。伊丹を「清濁併せのむようなタフな商社マン」と分析しつつ「仕事に生きがいを持っている人間が、何かの瞬間に、魔が差してしまうということは、誰にでも起きる可能性があるんじゃないか、と台本を読んで感じました」とコメントした。
西島は「ここが一番の肝」だとし、「『何で一線を超えるのか』については説明できないけれど、皆さんに『今、超えた…!』と(心理的に)感じていただけたら(ドラマは)成功するのかなと思っていて…。そこが個人的に一番やりがいのあるところだったし、魔が差す瞬間というのは他人事でなく、自分にもあるかもしれないと思い、ちょっとその恐ろしさを感じていただければ」と語った。
ドラマはNHK総合で14日~16日、午後10時から放送。
2025年10月31日
マレーシアを拠点に活動するAKB48の海外姉妹グループ・KLP48が11月15日、マレーシアで「アイドル」と「プロレス」をコラボさせたイベント「GOOD LIFE presents LOVE&PEACE」に登場する。 このイベントは、世 … 続きを読む
映画2025年10月31日
東京都内で開催中の第38回東京国際映画祭で30日、『エディントンへようこそ』(12⽉12⽇公開)のジャパンプレミアが実施され、来⽇中のアリ・アスター監督が上映後に舞台あいさつを行った。また、アスター監督のファンを代表して、河合優実が花束ゲ … 続きを読む
ドラマ2025年10月30日
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第5話が、29日に放送された。 脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む
ドラマ2025年10月29日
奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第4話が、28日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む
ドラマ2025年10月29日
佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第4話が、28日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む