映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』来日記者会見が11日、東京都内で行われ、主演のオールデン・エアエンライク、チューバッカとロン・ハワード監督が出席。日本人ゲストとして市川海老蔵も登場した。
本作は、シリーズ屈指の人気を誇るハン・ソロの知られざる若き日を描いたアクション・アドベンチャー。
ハン・ソロを演じたオールデンは「プレッシャーも大きかったが、素晴らしい経験をさせてもらった」と撮影を述懐。長年ハン・ソロを演じてきたハリソン・フォードから直接アドバイスをもらう機会があったといい、「必要なことは全て教えてもらった。ただその内容については『一切口外しないように』と言われています」と語った。
一方、ハワード監督は、本シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカス氏と、『ウィロー』(88)のプロモーション活動で一緒に来日した際、黒澤明監督と食事を共にしたエピソードを披露した。
ハワード監督は「大変光栄でした。実はそのときにアドバイスも頂いたんです。中でも一つ、忘れないで大切にしているレッスン(教え)があるのですが、それは『監督とあと2人のキーとなる人と映画を作るのがいい』ということ。そして『何かが起きたときには、この3人で問題を解決していくのが大事だ』ということでした」と明かした。
本作は、当初決定した監督らの降板劇があった。その後を引き継いだハワード監督は「公開日が決まっているのでプレッシャーもあったが、そのときに、このアドバイスが役立った。僕はまず、自分と脚本家、プロデューサーチームを“この3人”に見立て、そのトライアングルを使って問題に立ち向かい、乗り切ることができました」と振り返った。
この日は、吹き替え版にカメオ声優として出演した海老蔵が、歌舞伎にちなんだ「隈取」を2人にプレゼントした。
海老蔵は「参加させていただき大変光栄です。『スター・ウォーズ』は父(團十郎)が大好きで、私を初めて映画館に連れて行ってくれたのも『スター・ウォーズ』だった。私の子どもたちは、家のDVDで既にシリーズを見ているので、本作も、僕が父に連れられて行った映画館の辺りに(一緒に)行こうと思います」とプランを明かした。
映画は6月29日からロードショー。