ウェス・アンダーソン監督、『犬ヶ島』で13年ぶり来日 「黒澤明監督ならどうするだろうか」

2018年5月23日 / 10:27

(左から)池田エライザ、伊藤晃、夏木マリ、コーユー・ランキン、アンダーソン監督、ジェフ・ゴールドブラム、野村訓市、村上虹郎

 映画『犬ヶ島』の来日記念舞台あいさつが22日に東京都内で行われ、声優を務めたコーユー・ランキン、ジェフ・ゴールドブラム、野村訓市、夏木マリ、村上虹郎、伊藤晃、池田エライザ、そしてウェス・アンダーソン監督が出席した。

 本作は「ドッグ病」が大流行し犬たちが犬ヶ島へ隔離された近未来の日本を舞台に、行方がわからなくなった愛犬を探しに島を訪れた少年と犬たちが冒険を繰り広げるストップモーションアニメ。

 『グランド・ブダペスト・ホテル』などで知られ、13年ぶりの来日を果たしたアンダーソン監督。「製作中の6年間、ずっと日本のことばかり考えていました。その間に娘が産まれ、娘も私の影響を受けていましたので、今回初めて妻と娘と来られた時には、とにかく喜んでいました」と来日の喜びを語った。また、「スタッフたちと、黒澤明監督ならどうするだろうかを胸に取り組みました。黒澤監督の影響なくてはこの映画は作ることはできませんでした」と述懐。続けて、インスピレーションを受けた日本のアーティストや映画人として大友克洋、宮崎駿、高畑勲、庵野秀明などの名前を挙げ、「製作初日から日本に来て日本の観客に見ていただきたいと思い描いていました」と感無量の笑みで語った。

 『インデペンデンス・デイ』などでも知られるジェフは、「みなさんと握手やハグもしたいし、一緒に写真も撮りたいです」と、日本ファンとの再会を喜んだ。また、主人公の声を務めた11歳のコーユーは、「みなさんこんばんはコーユー・ランキンです。よろしくお願いします」とあいさつ。本作について「3年前で8歳の頃だったので、楽しくて思い出になりました」と全て日本語で話し観客を驚かせた。

 本作に声優として参加している日本人キャストも、ステージに登壇。映画にちなんだ柄の浴衣で登壇した村上は、「アフレコはiPhoneのボイスメモとかでやっていて、スタジオで一瞬だけスカイプでウェス監督とお話しました。やっと今日、ウェス監督の作品に出ているのだと実感が湧きました」と笑顔。池田は監督について、「こんなにも日本の事を長く思ってくださる方がいて、素敵な形にしてくださるのがとても幸せでした」と感激しきりだった。

 映画は25日から全国ロードショー。


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