大森南朋、嫉妬と執念で「夢がかなった」 西田敏行&塩見三省はリハビリと撮影の日々

2017年9月25日 / 20:38

北野武監督(左)と大森南朋

 映画『アウトレイジ 最終章』のジャパンプレミアが25日、東京都内で行われ、北野武監督をはじめ、出演者の西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、池内博之、金田時男、岸部一徳が出席した。

 裏社会の男たちの抗争を描くバイオレンスエンターテインメント「アウトレイジ」シリーズは、北野監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクト。前作『アウトレイジ ビヨンド』から5年ぶりとなる本作でも、登場人物“全員暴走”の裏切り、駆け引き、だまし合いを繰り広げる。

 西田は「けい椎を亜脱臼という形で入院して手術、胆のうも取らなきゃいけなくなったりして、4カ月の入院を余儀なくされ、退院したてのときに話があった」と明かした。

 一方、塩見は2014年に脳出血で倒れ、入院とリハビリを経て16年にNHKドラマ「恋の三陸 列車コンで行こう!」でドラマ復帰を果たしていた。

 西田は改めて「お互いリハビリをやりながらの撮影になった。2人とも皆に抱えられながら初日を迎えられた時の、何ともいえない喜び。北野監督に支えられ、お気遣いいただいて、われわれは何とか花菱会を盛り上げることができた」と語った。

 塩見も「北野武監督と前作に続いてまた仕事ができたこと、私にとっては最高の喜びであり、最高の時間でした」と力強く語った。

 また、シリーズ初登場となる大森は、かねて北野監督のファンで、シリーズプロジェクトが立ち上がったときから出演チャンスをうかがってきたという。「ふたを開けたら加瀬亮くんが出ていて、少しの嫉妬を覚えました。第2作では一応僕なりの行動に出たけど引っかからず、桐谷健太くん、新井浩文くんが出ていて、嫉妬がまた大きく芽生えまして…」と振り返った。

 そして本作でも「最終章を撮ると聞いた時に、ものすごいアプローチをして、僕としては夢がかなった。最高の感情を持って現場に入れたと思っています」と執念で出演を勝ち取った“3度目の正直”について語った。

 北野監督は「ありがたいことに僕の映画は、日本を代表する役者さんが皆(出演を)オーケーしてくれる。これが一応区切りとなっているけど、また数年後に日本の役者オールスターでとんでもない映画を撮ってやろうと思っています」と予告した。

 映画は10月7日から全国ロードショー。

北野武監督をはじめ、一堂に会したキャスト陣


芸能ニュースNEWS

「光る君へ」第二十八回「一帝二后」大河ドラマの醍醐味を改めて感じた“一帝二后”に至る人間ドラマ【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年7月27日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。7月21日に放送された第二十八回「一帝二后」では、一条天皇(塩野瑛久)が皇后・定子(高畑充希)と中宮・彰子(見上愛)という史上初めて二人の正妻を置く“一帝二后”に至る過程が描かれた。この回では、 … 続きを読む

「ギークス」謎の“監察官”の登場に視聴者驚き 「スパイじゃなかった」「そういうことか?」

ドラマ2024年7月26日

 松岡茉優が主演するドラマ「ギークス~警察署の変人たち~」(フジテレビ系)の第4話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、警察署に勤務する、卓越した知識や技術を持っているのに人間関係が苦手な“3人の女ギーク”(=賢いオタ … 続きを読む

「クラスメイトの女子、全員好きでした」“脛男”木村昴のまさかの展開に反響 「やっぱ、野呂佳代が出ているドラマにハズレなし!じゃない?」

ドラマ2024年7月26日

 木村昴主演、新川優愛出演ドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」(日本テレビ系)の第3話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は偶然手に入れた小説を盗作し、人気作家となった枝松脛男(木村)が、中学時代に恋したクラスメ … 続きを読む

「スカイキャッスル」“セレブ妻”のマウントバトルが開幕 「お受験系&高級住宅地が舞台のドラマとか最高」

ドラマ2024年7月26日

 松下奈緒が主演するドラマ「スカイキャッスル」(テレビ朝日系)の第1話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、韓国の人気ドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」をリメーク。誰もがうらやむ経歴と容姿に恵まれた完璧セレ … 続きを読む

「新宿野戦病院」「英語と岡山弁混ぜてしゃべっていい日本人は藤井風だけ」「俺を誰だと思ってるんだ、俺だぜ」

ドラマ2024年7月25日

 脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第4話が、24日に放送された。  本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜ … 続きを読む

Willfriends

page top