西田敏行、初共演の山田涼介を絶賛 「ジェームズ・ディーンと会ったような…」

2017年8月18日 / 20:32

(左から)西田敏行、村上虹郎、寛一郎

 映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の完成披露試写会が18日、東京都内で行われ、出演者の山田涼介、村上虹郎、寛一郎、林遣都、門脇麦、尾野真千子、西田敏行が登壇した。

 本作は、東野圭吾氏の同名小説を映画化した感動作。

 主演の山田は、初めて原作を読んだ時に「これを2時間にまとめるのは無理なんじゃないかと思った」と語ったが、完成作を見て「うまいことハーモニーを奏でていたので、そこは監督すごいなって…。人と人とのつながりの大切さを再確認できる作品。奇跡は信じるものじゃなくて、自分の手でたぐり寄せるものなんだと思える映画です」とアピールした。

 一方、雑貨店の店主を演じた西田は「今、このステージには、日本映画を牽引(けんいん)する素晴らしい才能たちが集まっている。こんなにぜいたくなことはない」と共演陣を絶賛。続けて「ここにいない人は、もうほとんど(俳優を)辞めたほうがいいんじゃないかな」と冗談めかして、会場を盛り上げた。

 西田は、今回、初共演となった山田、村上、寛一郎について「初めての感じがしない。それはなぜかというと僕が子どものころ、青春期に見た映画の人と、彼らの感性が重なったから」と説明。まずは、山田との共演を振り返り「『エデンの東』の時のジェームズ・ディーンと会ったような気がした」と告白した。

 会場に拍手の音が響く中、ガッツポーズを決めた西田は、さらに「虹郎! 虹郎に会った時は、僕が夢中になったポーランド映画『灰とダイヤモンド』で、主人公のテロリストをやった(ズビグニエフ・)チブルスキーという役者の感性と重なった」と印象を明かした。

 そして「寛一郎」と続けた西田は「僕がずっとお世話になった三國連太郎さん。僕は三國さんのことを日本のマーロン・ブランドだと思っていた。そのマーロン・ブランドと重なった。木下惠介監督の『善魔』でデビューした新人の三國連太郎と寛一郎が妙に重なりますね」とコメント。祖父と重ねられ、照れ笑いを浮かべる寛一郎を眺めつつ、西田は「今日、俺、結構良いことを言っているな」と自画自賛しながらほほ笑んだ。

 ところが、ここで「ちょっと一ついいですか!」と割って入った山田が「西田さんが雑誌の取材などで『山田くんがジェームズ・ディーンと重なった』と言ってくれてすごくうれしくって。でも映画のパンフレットを読んでいたら『林遣都くんがジェームズ・ディーンに重なった』と書いてあって…」と西田のコメントの食い違いを指摘した。

 「あれ…!?これ、ちょっと待って、と思って…」と戸惑いを明かした山田に、西田は「ジェームズ・ディーンはいろんな作品で違いますから。山田くんは『エデンの東』の時、遣都くんは『理由なき反抗』の時か、何かよく分からないけど…」と釈明し、笑いを誘った。

(左から)林遣都、門脇麦、尾野真千子、西田敏行、村上虹郎、寛一郎、廣木隆一監督


芸能ニュースNEWS

「ザ・ロイヤルファミリー」「ドラマは続くけど山王耕造(佐藤浩市)ロスが大き過ぎる」「これはそれぞれの継承の物語なんだね」

ドラマ2025年11月24日

 日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」(TBS系)の第7話が、23日に放送された。  妻夫木聡主演の本作は、早見和真の同名小説をドラマ化。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間 … 続きを読む

「ひと夏の共犯者」“眞希”恒松祐里がついに警察と接触 “巧巳”橋本将生は「完全に闇堕ちしてる」「怖くて心配」

ドラマ2025年11月24日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)の第8話が、21日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活 … 続きを読む

「良いこと悪いこと」“黒服2人の逃走犯”は「カンタロー!? 今國!?」 「トヨは犯人側のはず」「ターボーが一番怪しい」

ドラマ2025年11月24日

 間宮祥太朗と新木優子がW主演するドラマ「良いこと悪いこと」(日本テレビ系)の第7話が、22日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、かつて鷹里小学校・6年1組のリーダーだった高木将(間宮)が、22年ぶりにタイムカプセルを掘 … 続きを読む

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

Willfriends

page top