向井理、ラブレターを代読 「家族への思いを形として残すのも大事」

2017年6月13日 / 20:45

ラブレターを代読した向井理

 映画『いつまた、君と ~何日君再来~』のラブレターコンテスト表彰式が13日、東京都内で行われ、出演者の向井理ほかが出席した。

 向井が7年前から企画し、映像化を熱望した本作は、向井の祖母・芦村朋子氏の半生をつづった『何日君再来』を原作に、衣食住もままならない戦後の混乱期に、夫の吾郎(向井の祖父)と妻の朋子が、時代の波に翻弄されながらも日本人としての誇りを失わずに懸命に生きる壮大な愛の実話を描く。

 原作が朋子から吾郎に宛てたラブレターになっていること、劇中にも吾郎から朋子や子どもたちに宛てた愛のある手紙が登場することから、朝日新聞社の協力で、家族へ宛てたラブレターの一般公募を実施。表彰式では600通を超える応募から三通の手紙が表彰された。

 最優秀賞を受賞した手紙「10数年後、私の面倒を看ている妻に」を向井が代読。緊張の面持ちで読み上げると、「同性ということもありますし、今のうちに伝える思いというのもずっと残るものですし。文面が本当に語り掛けるように書かれていて、それだけで情景が伝わるお手紙でした」と語り、「へそくりの内容をここで発表するのも心苦しい思いがあったけど素晴らしいラブレターだったので」と笑いを誘った。

 今回、大切な家族に宛てたさまざまな手紙を読んだという向井は「形として残すっていうのも大事だなと思った。手紙なり手記に残すと、こういうことができるんだなと思いました」と影響を受けた様子。イベントを振り返って「なんかこう、いい感じでしたね。どうなるんだろうと不安もあったけど、その不安が吹き飛ぶぐらいいいイベントになったし、映画を象徴するイベントだったと思う」と満足気に語った。

 映画は6月24日からTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー。

表彰式に出席した受賞者と向井理らプレゼンター


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