エンターテインメント・ウェブマガジン
作品に対する熱い思いを語った窪塚洋介
映画『沈黙―サイレンス―』のジャパンプレミアが17日、東京都内で行われ、出演者の窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、マーティン・スコセッシ監督が登壇した。
本作は、遠藤周作の歴史小説『沈黙』と出会ったスコセッシ監督が、28年の時を経て映画化したもの。
17世紀の江戸時代初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師の目に映った想像を絶する出来事を通して、人間にとって本当に大切なものとは何かを描く。
万雷の拍手で迎えられたスコセッシ監督は「アリガトウ」と日本語であいさつ。「皆さん、本当に素晴らしいパフォーマンス、頑張り、そして 深みを見せてくれました」と日本人キャストに賛辞を送ると「僕ができることは、それを形にして映像として見せることだけ。編集にも1年半かかったのですが、それだけ精魂込めて作りました」と語った。
悩める信徒キチジローを演じた窪塚は「極東のどこの馬の骨とも分からないようなこの俺に、マーティン・スコセッシ監督が毎日どれだけ敬意を払ってくれていたことか」と撮影を述懐。
「そのあふれるような敬意を僕らは感じて、毎日、夢の中で仕事をしているみたいでした。どれだけ山の寒さが厳しかろうが、どれだけ長い間正座をさせられて古傷が痛もうが、どれだけ長いこと待ち時間があろうが、そんなもの“幸せの一部だろう”と思うぐらい幸せな時間を過ごさせてもらいました」と感謝を述べ、「今日、この場所が僕の役者人生の最良の日です」と喜びを語った。
続けて「俺たちは和の国の民です。ピース(平和)とか、コンパッション(思いやり)とか、リレーションシップ(結びつき)とか、和の心を持っています」と語り、「この映画、そしてスコセッシ監督の思い、遠藤周作さんの思いが、皆さんのところに届いて、より良い明日が来ることを俺は信じて疑いません」と言葉に力を込めた。
これには通辞役の浅野も「窪塚さんの後に何を言っていいのか…」と困惑しつつも、「僕も本当に幸せでした。監督は、常に僕らの繊細な表現を見守ってくれました。その優しさと、一緒に物を作ってくれる姿勢には学ぶところがありました」とコメントした。
隠れキリシタンのモキチを演じた塚本も「窪塚さんのあいさつを聞いたら、全部吹き飛んじゃった」と苦笑いしつつ、「モキチは敬虔(けいけん)なクリスチャン。僕自身は特別な宗教を持ち合わせていないのですが、自分の中で“スコセッシ教”を作りました。監督のためなら何でもできる。監督の言うことを全部聞いて、全てを捧げようと思いました」と明かした。
映画は1月21日から全国ロードショー。
ドラマ2025年7月2日
本田翼が主演するドラマ「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(カンテレ・フジテレビ系)の第1話が、1日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、老若男女を問わず、万人の心をとりこにする“ナチュラルボ … 続きを読む
ドラマ2025年7月2日
ドラマ24「40までにしたい10のこと」の記者会見が東京都内で行われ、出演者の風間俊介と庄司浩平が登場した。 本作は、BLジャンルで活躍中の漫画家・マミタ氏の人気漫画が原作。10年以上恋人なし、会社と家を往復するだけの毎日を送るアラフォ … 続きを読む
イベント2025年7月1日
俳優の伊藤沙莉が6月30日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)に登場した。びしょぬれ必至の夏イベント「NO LIMIT!クール・サマー」の開幕セレモニーでウォーターシューターを手に来場者と水を噴射しあい、「びちょびちょにな … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年6月30日
今年の夏も記録的な猛暑が続く予報。暑い夏を少しでも涼しく過ごすのに最適なイベントがやってくる。 近年、YouTubeや配信番組などが多数制作されるなど、ブームを⾒せている“怪談”。今回、その“怪談”をテーマにした⼤型リアルイベント「To … 続きを読む
ドラマ2025年6月30日
火ドラ★イレブン「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(カンテレ・フジテレビ系・7月1日より毎週火曜よる11時放送)の取材会が行われ、出演者の本田翼、志田未来、岩瀬洋志、増子敦貴がドラマの見どころを語った。 … 続きを読む