斎藤工“純愛”を演じた原田知世にうっとり 「陽だまりのような、天使のような方」

2016年9月16日 / 17:57

(左から)脚本家の北川悦吏子氏、原田知世、斎藤工

 NHKドラマ10「運命に、似た恋」の試写会が16日、東京都内で行われ、出演者の原田知世と斎藤工、脚本家の北川悦吏子氏が登壇した。

 幼かったある日、1人の少年と“再会の誓い”を立てた思い出を胸に生きる45歳のシングルマザー桜井香澄(原田)。富裕層向け配達クリーニング店で働く彼女は、ある日超一流デザイナーの“ユーリ”こと小沢勇凛と出会い、積極的なアプローチを受ける。全く境遇が違うものの、やがて恋に落ちていく2人。ユーリはあの時の少年なのか…? というミステリー要素も含んだ純愛と宿命の物語。

 北川氏の台本にとても引き込まれたという原田は「演じる喜びを感じながら過ごした3カ月で、とても幸せでした。とにかく夢中で演じました」と撮影を述懐。斎藤も「こういう作品には生涯で何度も出会えるもんじゃない。台本の1ページ目から気迫が漂っていた」と語り、「非常に“攻めた”現場でそれが良い化学反応を引き起こしていると思う」と自信をにじませた。

 これが初共演となった2人。原田の印象について尋ねられた斎藤は「陽だまりのような、天使のような方ですね」とコメント。「僕は人の声というものや雰囲気に、その人のパーソナリティーが詰まっていると感じていて、(原田の)歌声やお芝居の時の声で、自分の中の“原田知世像”を作っていたけど、(実際も)全くその通りの方だった。香澄は知世さんにしか演じることができないものだと思った」と評した。

 また「尋常じゃないほど、虫が苦手なんですよね。知世さんが奇妙な声を上げた時は、ああ、虫が居たんだなと思って。終始かわいらしかったです」と語り、ほほ笑んだ。

 一方、原田は斎藤について「どこかミステリアスなんだけど、不意に見せる表情から人柄や温かさが見えたりして」と振り返り、「普通ではなかなか言えないような、少しキザなせりふをとても自然におっしゃるので、こっちもロマンチックな世界にふっと浸ることができる。それは工さんにしかできないお芝居だと思う」と述べた。

 ドラマは23日午後10時からNHK総合で毎週金曜日に放送。


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