エンターテインメント・ウェブマガジン
大人気デスゲームコミックを映画化した『神さまの言うとおり』は、突然教室に現れただるまが、生徒たちを死の遊戯に巻き込んでいく。三池崇史監督が、福士蒼汰をはじめ、染谷将太、神木隆之介、山崎紘菜、優希美青ら、有望な若手俳優の魅力を最大限に引き出した。ジャンルを問わずヒット作を連発する三池監督が、ブルーレイ&DVDの発売を記念して、あらためて本作の魅力について語った。
どんな人の人生も2時間ぐらいの映画の長さにぎゅーっと凝縮すると、こんなものだと思います。ものすごい早送りで人生を見るとこうなる。だからこれは特殊な人生ではなく、どなたでも経験することばかりだと思います。
死の遊戯のつらさをこれらのキャラクターが紛らわせています。観客の視点を下げる効果があって、怖さと面白さが残るんです。どこにでもあるような、あいまいなものを通して、人生をすごくリアルに描いている漫画だと思います。
彼は頭が良いし、動物として強いと感じました。例えば監督に対して、その監督が過去に撮った作品のどれが好きだというような話をする俳優よりも、撮影現場でいろいろと提案したり考えたりする監督のことを面白いなと感じたり、普段要求されることをされないことに対して不安を抱きながらも、それを楽しみに感じてくれたりするような俳優の方がうまくいきます。
そうですね。だけど、実は若い俳優と役についてはあまり語り合わないんですよ。語り合うと、彼がイメージしているものにおじさんの感覚が混ざっちゃうから。こちらの言うことに彼が「おじさんなりに長く生きてきたので、なるほど一理ある」と思ってしまうと、彼のピュアさが汚れてしまいますから(笑)。
ええ。撮影中って、照明のライティングの間とか、結構空きの時間が生まれるんですよ。現場に編集部がいて編集機があれば、その間に編集ができてしまう。ただ、それは過去と未来の作業を同時にやっているようなものなので監督は大変ですけど。若い俳優たちは面白がって見にきます。例えばおととい撮影したものをもう編集しているわけで、しかも現場でですから(笑)。ライブ感があって、良かったですね。
DVDを手に入れた人が、その円盤の中にある作品のオーナーになるわけですから、好きなところを好きな時に好きな人と楽しんでもらえたらうれしいですね。楽しむためにはとてもいい作品ではないかと思っています。(聞き手=エンタメ批評家・阪清和)
映画『神さまの言うとおり』のブルーレイ&DVDは13日からレンタル開始、20日から発売開始。
【三池崇史(みいけ・たかし)】映画監督。1991年に監督デビュー後、さまざまなジャンルの話題作を発表。『十三人の刺客』『藁の盾 わらのたて』などで国際的な評価も得ている。
ドラマ2026年4月3日
現代医療のセーフティーネットというべき療養病棟を舞台にした沖田×華のコミックを原作に、死を迎える人が最後に出会う人=看護師の目線で死と生を描いた「お別れホスピタル」。2024年に放送されたこのドラマの続編「お別れホスピタル2」が、4月4日 … 続きを読む
ドラマ2026年4月2日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。3月29日に放送された第12回「小谷城の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月2日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼太宰府天満宮で神道 … 続きを読む
映画2026年4月2日
NHKの大河ドラマ「光る君へ」(24)で注目を集め、今年も続々と出演作が公開されるなど、今最も勢いのある若手俳優の1人・南沙良。さまざまな作品に意欲的に取り組んできた彼女が新たに挑んだのは、アクションの本場・香港との合作映画。 それが、 … 続きを読む
映画2026年4月2日
人生に退屈していた平凡な主婦が金(きん)の魅力にとりつかれ、100億円相当の金の茶わんを盗み出そうとする姿を描いたクライムコメディー『黄金泥棒』が4月3日から全国公開される。実在の事件から着想を得た本作で、主人公の主婦・美香子(田中麗奈) … 続きを読む