【2.5次元】ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~インタビュー 良知真次&輝馬「パワーアップしたものを届ける責任がある」

2019年9月4日 / 12:00

 全世界で累計発行部数2億5000万部を誇る漫画『NARUTO-ナルト-』を原作としたライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~の再演が決定した。ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」は、2015年と16年に少年編が上演され、日本国内だけではなく、海外でも旋風を巻き起こしてきた。今回上演される作品は、17年に上演された「暁の調べ」の再演で、うずまきナルト役の松岡広大、うちはサスケ役の佐藤流司、うちはイタチ役の良知真次ら主要キャストが続投し、進化したステージを繰り広げる。さらにサイ役の定本楓馬、ペイン役の輝馬といった新たなキャストも出演。全世界からの期待が集まる本作への思いを、良知と輝馬に聞いた。

ペイン役の輝馬(左)とうちはイタチ役の良知真次

-良知さんは「暁の調べ」初演に続いての出演、輝馬さんは今回シリーズ初出演となりますが、まずは出演が決まったときのお気持ちを教えてください。

輝馬 単純にうれしかったです。舞台を再演するときに、新しいキャラクターを出すというのは、2.5次元ミュージカルに限らず、なかなかないことなので、光栄なことだと思いますし、全身全霊で臨んでいきたいなと思います。

良知 僕はそもそも、2017年の公演で初めてこのお話を頂いて、それがイタチとの出会いだったのですが…シリーズ1作目を観劇したら、イタチへの前振りがすごかったんです(笑)。しかも、「暁の調べ」では新たに歌も要素として入ってくると聞いて、これは責任重大だと思ったことを覚えています。当時、俳優仲間の間でも誰がイタチを演じるのかということは話題になっていて、やりたい役者は多かった。『NARUTO-ナルト-』の中で非常に人気のあるキャラクターなので、とにかくファンの方の期待を裏切らないようにという思いで演じました。今回、再演が決まったことは、カンパニー全員の念願でもありました。待ちに待った同窓会のような顔合わせになると楽しみにしています。お客さまの中には再演ではなくさらなる続編を見たいと思っている人もいると思うので、その方たちの期待を裏切っての再演である分、さらにパワーアップしたものを届ける責任があると思っています。

-すでに深い絆ができているカンパニーだとは思いますが、輝馬さんはそこに新たに入ることにどんなお気持ちがありますか。

輝馬 “同窓会”に「初めまして」で入るので、緊張ももちろんあります。でも、胸を張って自分のやるべきことをやればいいんだと、ワクワクした気持ちの方が強いですね。皆さん仲が良さそうなので、先輩(良知)から後押ししてもらって、早く仲良くなれたらと思っています(笑)。

-良知さんは新しいキャラクターが入ってくることに関しては、どんな思いがありますか。

良知 僕の唯一のソロ曲の「万華鏡写輪眼」がカットされないかどうか、ヒヤヒヤしています(笑)。でも、「暁」のパワーがさらに一つ増えるのはうれしいことですし、そこに輝馬が入ってくれるというのは安心でもあります。より強い「暁」になるんじゃないかなって思います。

-前回の公演では海外公演も大成功させて、日本のみならず、世界でも通用することを示した作品だと思います。本作が世界でも人気を得た理由はどこにあると思いますか。

良知 実際に、海外公演を行ったときに、キャストが登場した瞬間に大歓声が上がったので、その人気の高さは僕も実感しました。その人気は、やはり「メイド・イン・ジャパン」であることだと思います。アニメやゲームが世界基準になっている今、2.5次元ミュージカルは日本が海外に発信できるコンテンツの一つです。その中でも、『NARUTO-ナルト-』は、忍者という日本の文化が描かれていることが人気が高い理由なのかな、と僕は思います。

 
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