エンターテインメント・ウェブマガジン

(左から)佐野晶哉、菊池日菜子、早瀬憩(C)2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会 (C)2017住野よる/新潮社
奥平 あそこは、5人とも役ではいるんだけど、正直言って、普通に花火していただけだよね。
出口 本当にそのまんまの5人で遊んだって感じで。
菊池 モクモク出てくるへび花火がすごく楽しかった記憶がある。
奥平 監督もたぶん、あえて演出しないようにしていたんじゃないかな。花火のシーンに限らず、アドリブのシーンが多かったし。台本も、本来ならせりふが書いてあるはずのところが空欄になっていたりして、自由な部分が多かった。
菊池 そういうところも、たくさん使っていただいて。私は、京くんとミッキーが花火越しに見つめ合うシーンの2人の表情が良すぎて、涙ぐんじゃった。
出口 そうなの?
菊池 ちょっと切なくて。
早瀬 わかる。私もアフレコのとき、あのシーンを見ながら大号泣して、アフレコブースから出てきたら、みんなに笑われて(笑)。
一同 (爆笑)。
佐野 でも、よかったな、あのシーン。
菊池 あれを見て、絶対いい映画になるって確信した。

(C)2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会 (C)2017住野よる/新潮社
佐野 後半で、ヅカとパラが2人で会話する緊迫したシーンがあるんだけど、その撮影の1週間くらい前から…。
菊池 しゃべらなくなった(笑)。
佐野 それまで仲良くしゃべっていたのに、その日だけめっちゃ冷たかった(笑)。「そんなに(役を)作るんだ?」と思って。
奥平 そうなんだ? 全然気付かなかった。
菊池 そのシーンはものすごく緊張していたんだよね。クランクインしたときから、カレンダーの撮影日に大きく印を付けていたぐらい。
早瀬 でも、みんなが空気を作ってくれた感じはすごくある。私だけ、クランクインが一日遅くて、前日にホテルに行った時、スタッフさんから「みんな今日の撮影で仲良かったから、エルみたいに1人になるかもよ」と怖いことを言われたんだけど…(笑)。私が一番年下で1人だけ年齢も離れているから、仲良くなれるかな?という緊張感もあったんだけど、すぐにマサやんがカメラを向けて、写真を撮ってくれて。おかげでみんなの輪にスッと入っていくことができた。
出口 現場に入った直後、私が1人で座っていたら、最初に話しかけてくれたのもマサやんだった。
奥平 そういえば、誰が最初にイコちゃん(=早瀬)からタメ口を使われるか、競争していたよね。
早瀬 知らないから、私それ。
佐野 1位誰だっけ?
奥平 多分、マサやんで。
出口 マサやんじゃない?
菊池 待って待って。私、絶対最初にイコちゃんと仲良くなってた。
佐野 いや、絶対俺。
菊池 いや、私。(クランクイン前の)お祓いの日に仲良くなったと思ってたんだけど…。
佐野 それは社交辞令です、初日だから(笑)。
早瀬 衣装合わせですれ違ったとき、一番最初に声をかけてくれたのがヒナ(=菊池)だった。だから、ヒナが最初ってことで(笑)。
佐野 負けた…。
出口 でも私も、人見知りが激しいので、撮影が始まるまでは1人でいた。
奥平 そうだったよね。途中から、表情が変わったけど。
出口 現場ではいつもそうなの。前回、奥平さんと共演したときも…。
奥平 すごく静かだった。
出口 今回は、みんなの空気感が本当に居心地がよくて、私も緊張感が全部抜けて、ありのままでいられるようになって。だから、私がミッキーでいられたのは、みんなのおかげです(笑)。
(取材・文/井上健一)

(C)2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会(C)2017住野よる/新潮社
映画2025年11月29日
『栄光のバックホーム』(11月28日公開) 2013年のプロ野球ドラフト会議で指名され、鹿児島実業から阪神タイガースに入団した18歳の横田慎太郎(松谷鷹也)。誰もがその将来に大きな期待を寄せていたが、突然横田の目にボールが二重に見えるとい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月29日
氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む
映画2025年11月28日
-結婚したサチとタモツのすれ違いが最初に垣間見えるのが、共通の友人の結婚式に1人で参加したサチが帰宅した後のシーンです。勉強しながら留守番していたタモツに、結婚式の様子を話したサチがトイレに行った後、何気なく「トイレットペーパーないよ」と声 … 続きを読む
映画2025年11月28日
-そんな親しい関係を築き上げたお二人に加え、WEBで公開されている本作のプロダクションノートを拝見すると、秋山監督をはじめとするスタッフの熱量もかなり高い現場だったようですね。 松谷 俳優がスタッフも兼任するのが秋山組の特徴で、「慎太郎さん … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月28日
吉高由里子が2022年の「クランク・イン!」以来、3年ぶりに舞台主演を果たす。吉高が挑むのは、日常に潜む人間の葛藤や矛盾を丁寧にすくい取り、鋭い視点の中にユーモアを織り交ぜる作風で共感を呼んできた蓬莱竜太が描く新作舞台、パルコ・プロデュー … 続きを読む