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ひとりっ子です。
そうですね。なので、逆に今回はすごく楽しみで、姉妹の関係を疑似体験できるのではないかと思っています(笑)。那須さんは実際に三姉妹の次女で、江口さんも五人兄弟だとおっしゃっていたので、いろいろとお話を聞こうと思っています。
改めて、たくさんのことを学びたいと思わせてくださる演出家の方だと思います。舞台「ロスメルスホルム」の稽古では、栗山さんが発した言葉を、こういう意図でこの言葉を選んだのではないかと考える時間がすごく楽しかった記憶がありました。なので、言われたことに対して、自分から聞き過ぎないようにするときもあるんです(笑)。質問したいことはたくさんあるのですが、その言われた言葉をそのままにしておきたいという感覚があったように思います。
ある程度それぞれが自立していて、助け合いつつ、干渉し過ぎず、それぞれの人生を楽しんでいるというのが家族の理想です。兄弟姉妹がいなくても、母にだから話せることや、家族だから話せる話題というのはありました。私はひとりっ子だったので今の自分があると感じていますが、もっと歳の近い家族の存在がいたらよかったと思うことはあります。同じくらいの時期に同じようなことを悩む、年齢とともに現れる人生の壁にぶつかるタイミングが近い。そのような少し先や後ろを走っている存在だと、より共有できるものは大きかったのではないかと思います。
どうでしょう。ただ、話していて思ったのですが、うちは母子家庭で、母娘でずっと暮らしてきたので、姉妹のようなところがあるのかもしれません。それもあって、ある程度の年齢までは母に話すことができない話題というのはなかったように思います。大人になってくると、仕事の話はだんだんとしなくなってしまいましたが、基本的にプライベートの話でも、母にこれは話せないということを思った記憶はあまりないです。
友達的な感覚はすごくあったと思います。だから、そういう存在でもっと歳が近い人がいたらすごくいいと思っていたんだと思います。
今、挙げていただいただけでも十分に活動の幅は広がっているので、今後は一つ一つをより深めていきたいです。舞台も一つ一つ丁寧にやっていないと、次の舞台へのお誘いがいつなくなるか分からないですし、それは映像のお仕事でもそうです。音楽の仕事、そしてライブも次があるという状況を作ることができるように頑張らなくてはいけないと思っています。今すごく幸せな場所にいられていると思うので、その場所を守れるように、自分と一緒に仕事をしたいと思ってくださる方たちが、その気持ちをなくさないでいられるような自分でなければいけないと考えています。
そうですね。本当に一つ一つ今ある仕事を丁寧にやるしかないという気持ちです。そして、その先で自分がどんな人間になっているのか、自分でも楽しみです。
(取材・文・写真/櫻井宏充)
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