エンターテインメント・ウェブマガジン
今回は“現代忍者アクション”ということで、忍者でありながら、ワイヤやCGを使ったり、ドローンも出てきたりと、近未来と過去をミックスしたような形でした。アクション部さんとアイデアを出し合いながらやりました。できないことを克服しようということで、練習の段階で「これはできる」となった時に、まだしたことがない技をあえて入れてくれたりして、すごく課題を与えてもらえる練習をしました。
どちらかというと(山﨑)賢人さんの方が大変だったと思います。私は超怪力で超強いという役だったので、あまり派手に立ち回らないというのがありました。ただ今回は、どちらかというとアクションよりもお芝居の方を意識したかもしれないです。不気味さだとか、サイコパス的なところだとか…。でも、キャラクター的にはどこかかわいらしい部分もある。そういうことを考えながら演じるのは楽しかったです。
やはりアクションシーンとなると簡単には撮れないですし、普通の撮影以上にいろんな人たちが体を張って作り上げてくださるわけですから、 自分のできる範囲では、皆さまへの恩返しとして、求められているもの以上のものを提供したいと思います。自分に関わってくださる方たちには、常にリスペクトの気持ちを持って、常に尊重し合う関係の中でアクションシーンを撮っていきたいと思っています。
今までも何度か共演させていただきましたが、賢人さんのお人柄や懐の深さ、現場を和ませる力のようなものは、今回改めて強く感じました。今回うれしかったのは、初めて一緒に立ち回りができたことです。すごく新鮮だったし、何か目標が一つかなったように思いました。
現場では、スタッフさんもそうですが、誰よりも福田監督が一番楽しそうでした。監督はとにかく現場に笑い声を響かせてくれます。それに、監督が一番面白くて、何で自分で出ないんだろうというぐらい愉快な方なので、機会があればまたご一緒させていただきたいです。監督は、自分のプラン以上に「そういう手があったのか」みたいな発見を与えてくださるので、現場に行くのが楽しみでした。
他の方人たちがすご過ぎて、私のパートは大丈夫かなと思うぐらいでした。アクションシーンもそうですけど、特撮映画を見ているようなワクワクするシーンもあります。撮影ではお会いできなかった方たちも多かったので、その方たちのシーンを見ながら、私は1カ月半以上撮影を頑張ったのに2、3日で終わった(佐藤)二朗さんとかが、おいしいところを持っていくんだなという焼きもちを焼きました(笑)。
原作を好きな方も裏切らない楽しい映画になっていると思います。私個人としては結構体を張った部分があるので、新しい私を見ていただきたいなというのと、いろんなところでいろんなことが起きる映画なので、何度も見ていただきたいなと思います。
(取材・文・写真/田中雄二)
(C)花沢健吾/講談社 (C)2025「アンダーニンジャ」製作委員会
ドラマ2025年6月6日
-そのきっかけになった出来事はあったのでしょうか。 大きなきっかけになったのは、「ナースのお仕事」(1996~2014年にかけてシリーズ化)です。あの作品では、主人公の新米ナース、朝倉いずみ(観月ありさ)と私が演じた先輩・尾崎翔子の関係を … 続きを読む
映画2025年6月6日
『ぶぶ漬けどうどす』(6月6日公開) 京都の老舗扇子店の長男と結婚し、東京から引っ越してきたフリーライターの澁澤まどか(深川麻衣)。450年の歴史を誇る老舗の暮らしぶりをコミックエッセーにしようと、義実家や街の女将さんたちの取材を始めるが … 続きを読む
映画2025年6月5日
-コメディーは好きですか。 コメディー作品は好きなんですけど、演じるのはコメディーが一番難しいです。自分が面白いと思っても、それを狙ってやるとよくなかったりもします。あくまでも本人たちが一生懸命やっていることが逆におかしいし、滑稽に見える … 続きを読む
映画2025年6月4日
-『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズがテルマの後押しをするところが面白かったです。 『ミッション:インポッシブル』は僕も大好きです。父と新作が待ちきれないと話し合ったばかりです。ジョシュが「自分のおばあちゃんが寝返りを打つのを … 続きを読む
映画2025年6月4日
-撮影現場の雰囲気はいかがでしたか。 ずっと和やかでした。監督が、カットがかかるたびにパーっと走って近くまで来てくださって、目線を合わせて、「さっきのはすごく良かった」と。毎回同じ目線に立って演出をつけてくださるんです。「僕はホラーをたく … 続きを読む