山本千尋「今回は、アクションよりもお芝居の方を意識しました」『アンダーニンジャ』【インタビュー】

2025年1月27日 / 10:38

-もう一つの見どころはアクション、特に殺陣の部分だと思いますが、いかがでしたか。

 今回は“現代忍者アクション”ということで、忍者でありながら、ワイヤやCGを使ったり、ドローンも出てきたりと、近未来と過去をミックスしたような形でした。アクション部さんとアイデアを出し合いながらやりました。できないことを克服しようということで、練習の段階で「これはできる」となった時に、まだしたことがない技をあえて入れてくれたりして、すごく課題を与えてもらえる練習をしました。

-特に刀を使うアクションがすごかったです。

 どちらかというと(山﨑)賢人さんの方が大変だったと思います。私は超怪力で超強いという役だったので、あまり派手に立ち回らないというのがありました。ただ今回は、どちらかというとアクションよりもお芝居の方を意識したかもしれないです。不気味さだとか、サイコパス的なところだとか…。でも、キャラクター的にはどこかかわいらしい部分もある。そういうことを考えながら演じるのは楽しかったです。

-以前、中国武術を習っていてアクションには強い思いがあると伺いましたが、今回はいかがでしたか。

 やはりアクションシーンとなると簡単には撮れないですし、普通の撮影以上にいろんな人たちが体を張って作り上げてくださるわけですから、 自分のできる範囲では、皆さまへの恩返しとして、求められているもの以上のものを提供したいと思います。自分に関わってくださる方たちには、常にリスペクトの気持ちを持って、常に尊重し合う関係の中でアクションシーンを撮っていきたいと思っています。

-山﨑賢人さんとの共演はいかがでしたか。

 今までも何度か共演させていただきましたが、賢人さんのお人柄や懐の深さ、現場を和ませる力のようなものは、今回改めて強く感じました。今回うれしかったのは、初めて一緒に立ち回りができたことです。すごく新鮮だったし、何か目標が一つかなったように思いました。

-今回初めて福田組に参加してみて、どう感じましたか。

 現場では、スタッフさんもそうですが、誰よりも福田監督が一番楽しそうでした。監督はとにかく現場に笑い声を響かせてくれます。それに、監督が一番面白くて、何で自分で出ないんだろうというぐらい愉快な方なので、機会があればまたご一緒させていただきたいです。監督は、自分のプラン以上に「そういう手があったのか」みたいな発見を与えてくださるので、現場に行くのが楽しみでした。

-完成作を見た感想を。

 他の方人たちがすご過ぎて、私のパートは大丈夫かなと思うぐらいでした。アクションシーンもそうですけど、特撮映画を見ているようなワクワクするシーンもあります。撮影ではお会いできなかった方たちも多かったので、その方たちのシーンを見ながら、私は1カ月半以上撮影を頑張ったのに2、3日で終わった(佐藤)二朗さんとかが、おいしいところを持っていくんだなという焼きもちを焼きました(笑)。

-最後に、読者や観客に向けて一言お願いします。

 原作を好きな方も裏切らない楽しい映画になっていると思います。私個人としては結構体を張った部分があるので、新しい私を見ていただきたいなというのと、いろんなところでいろんなことが起きる映画なので、何度も見ていただきたいなと思います。

(取材・文・写真/田中雄二)

(C)花沢健吾/講談社 (C)2025「アンダーニンジャ」製作委員会

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山下美月が“かつてなく最高の主人公”に 「自分も成瀬あかりのような人間に近づきたい」舞台「成瀬は天下を取りにいく」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月16日

 舞台「成瀬は天下を取りにいく」が7月4日(土)から上演される。本屋大賞をはじめ数多くの文学賞を受賞し、主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿が読者を魅了した、シリーズ累計発行部数210万部を突破する大人気小説『成瀬あかりシリーズ』。 … 続きを読む

片山友希、MEGUMI「間違えても失敗しても、とにかく前に進み続けるということはお伝えできたかなと思います」『FUJIKO』【インタビュー】

映画2026年6月15日

-MEGUMIさんから見た彼女の演技はいかがでしたか。 MEGUMI 素晴らしかったです。今いろいろな方にこの映画を見ていただいているんですけど、ヨーロッパの方からも日本の方からも、「主演の片山さんが本当にすごいね」という声をたくさんいただ … 続きを読む

舞台「キングダムII ―継承―」三浦宏規・高野洸・山本千尋・山口祐一郎、「死力を尽くさなければいけない」作品に再び挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月12日

 累計発行部数1億2000万部を突破した、原泰久による大ヒット漫画を原作とした舞台の第2弾となる「キングダムII ―継承―」が、8月9日から上演される。本作は、苛烈な戦乱の中にある中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇 … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第22回「播磨大誤算」戦国の世の難しさを印象付けた播磨攻略戦【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年6月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。小一郎と秀吉が播磨攻略に難渋する様子を描いた6月7 … 続きを読む

山本耕史、「RENT」に続き全編英語上演に挑む「ゼロからのスタートだけどやるしかない」 日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月11日

 山本耕史が、ゆりやんレトリィバァとブロードウェイで活躍するキャストとともに挑む、日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」が、8月19日から上演される。本作は、1997年に映画をもとに誕生し、トニー賞作品賞を含む9部門にノミネー … 続きを読む

page top