髙橋ひかる「先のことが見えているようで見えていない」 「まどか26歳、研修医やってます!」で演じる研修医・千冬に共感

2025年1月27日 / 18:00

 現在放送中の火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS系・毎週火曜よる10時放送)に出演する髙橋ひかるが、28日放送の第3話を前に取材に応じ、自身の演じる役柄や見どころを語った。

「まどか26歳、研修医やってます!」 (C)TBS

 本作は、水谷緑による『まどか26歳、研修医やってます!』『あたふた研修医やってます。』『離島で研修医やってきました。』を原作に、“お医者さんだって、幸せになりたい!”と願う主人公の研修医が、働き方改革で変わりゆく医療現場で、ベテラン医師たちの試練に立ち向かい、同期の仲間たちと励まし合って、医師として女子として、人生と向き合う姿を描いた成長物語だ。髙橋は、芳根京子が演じる主人公・若月まどかの大学の同期でともに研修医として奮闘する尾崎千冬を演じる。

 髙橋は、千冬役について「家族の関係で医師を目指すことになりましたが、明確に自分の意思を持っていて、『将来どうなりたいか』とか『結婚したら』という先々のことまで見えています。ですが、どの科に進むのかは決まっていない。ビジョンがしっかり見えているようで、意外とふわふわしているというすごくリアルな子で、そうしたところはすごく共感性が高いと思います」と分析。そうした千冬に自身も共感できるところがあると言い「千冬とは全く違うお仕事をしていますが、千冬が感じているような焦燥感は理解できます。こういうお仕事をしていることもあって、先のことが見えているようで見えていないというのは分かるなと思います」と話した。

 28日の第3話は新たな科に配属された、まどかと同期の研修医たちの姿が描かれるが、髙橋は「3話は衝突と和解がテーマです。大人になればなるほど、人とぶつかることが少なくなると思いますが、研修医のみんなは自分の思いをたくさん話すタイプの人たちなので(ぶつかることもあり)その人間模様は見ていて面白いです。新しい科に配属され、それぞれの性格が出てくるタイミングでもあるので、緩みや甘えといった人間らしい姿が見られるのも見どころだと思います」とアピールした。

 本作では、まどかたちと切磋琢磨(せっさたくま)しながら研修医として奮闘する千冬。物語にちなんで自身が仲間とともに切磋琢磨した経験について聞かれると、2022年に上演されたオールナイトニッポン55周年記念公演「あの夜を覚えてる」と、TBSドラマストリーム「村井の恋」への出演を挙げた。髙橋は「それぞれ覚えることも多くて、精神的にも不安定になっていましたが、『あの夜を覚えてる』で共演した工藤遥さんや鳴海唯さんをはじめとした皆さんが支えてくださって。『なんとかするから大丈夫』と言ってくださったので、皆さんに食らいつくつもりで頑張りました」と振り返り、「今、考えてもすごく大変な経験でしたが、それがあったからこそ成長することができたし、誰かに甘えていいということを体験させてもらって、それが今にも生きています」と語った。

「まどか26歳、研修医やってます!」 (C)TBS


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