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杢代 めちゃくちゃ鼻につくことを言ってしまいますが、僕、最近、ビストロが好きなんですよ。
平 それは鼻につく(笑)。
杢代 料理人さんが自由に作っている料理が好きで、おいしいお店を見つけたので、昨日もグループのメンバーと行きました。もう2回も行ってます!
山口 まだ2回でしょう(笑)?
杢代 2回はもうハマっているってことなんです!
山口 あはは(笑)。祐奈ちゃんは料理が得意で、何でも作れるよね?
平 一時期、発酵食品にハマっていた時期があって、味噌やキムチ、かす漬けを作っていました。なので、食のこだわりというと、家で野菜を育てていたことです。自分で育てた野菜は、すごく愛着が湧いて、いとおしく感じるんですよ。種からこんなに大きくなってくれたんだって。
山口 分かる、分かる。ピーマンも種までいただいちゃうよね。捨てられない。
平 そうなんです。育てるのも楽しいし、いとおしい。こだわりというよりは趣味ですね。でも、紗弥加さんもお得意ですよね?
山口 最近は簡単なものしか作りません(苦笑)。確かにこだわるタイプではあるので、好きなものにはどんどんのめり込んでいってしまうんですが、得意というわけでは全然なくて。例えば、好みのお醤油に出合ったら、そればかり気になって、冷蔵庫が調味料だらけになったり(笑)。それぞれの料理に合うものを使おうと思って、使い分けています。煮込み料理なら、魚醤と白醤油と濃口醤油を合わせると、驚くほど奥深い味わいになるんですよ。そういう意味では、今は魚醤にハマっているかもしれません。フグや鮎、ハタハタだったり、イカだったり、いろいろなものがあるんです。
杢代 すごい! 食べてみたい。
平 ドラマの原作では九州のいろいろなところに春花たちが行きますが、ドラマは宮崎編から始まります。宮崎の魅力が満載です。宮崎出身のずんのやすさんや温水洋一さんもゲストで出演してくださっています。見ているとおなかを空かせてしまうかもしれませんが、こういうお仕事もあるんだなと思いながらほっこり見ていただけたらと思います。
山口 「食べることは、生きること。私たちは生かされている」原作の御厨のせりふですが、私たちは普段から、おいしいものをいただくことが当たり前になっている気がしていて。その“おいしい”の裏側にある生産者の方や食品バイヤーの方々の情熱、そこにある人間ドラマを描いているので、たくさんの思いを受け取っていただけたら幸いです。
杢代 物産展にはご当地のものだけでなく、食品バイヤーさんたちの熱い思いが詰まっています。そうした人間ドラマがあることを僕は知りませんでした。きっと視聴者の皆さんの中にもまだ知らない方はいらっしゃると思います。食品バイヤーの仕事の魅力ややりがいがこのドラマから感じられると思います。何よりおいしいご飯がたくさん出てきて、それを食べる僕たちの姿がこの作品の見どころでもあると思うので、ぜひ見ていただいて、物産展にも興味を持ってもらえたらと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
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水ドラ25「物産展の女~宮崎編~」(C)「物産展の女〜宮崎編〜」製作委員会
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