平祐奈&山口紗弥加&杢代和人「グルメと人間ドラマが合わさった温かいドラマに」 水ドラ25「物産展の女~宮崎編~」【インタビュー】

2025年1月7日 / 08:00

-では、皆さんの食に対するこだわりも教えてください。

杢代 めちゃくちゃ鼻につくことを言ってしまいますが、僕、最近、ビストロが好きなんですよ。

 それは鼻につく(笑)。

杢代 料理人さんが自由に作っている料理が好きで、おいしいお店を見つけたので、昨日もグループのメンバーと行きました。もう2回も行ってます!

山口 まだ2回でしょう(笑)?

杢代 2回はもうハマっているってことなんです!

山口 あはは(笑)。祐奈ちゃんは料理が得意で、何でも作れるよね?

 一時期、発酵食品にハマっていた時期があって、味噌やキムチ、かす漬けを作っていました。なので、食のこだわりというと、家で野菜を育てていたことです。自分で育てた野菜は、すごく愛着が湧いて、いとおしく感じるんですよ。種からこんなに大きくなってくれたんだって。

山口 分かる、分かる。ピーマンも種までいただいちゃうよね。捨てられない。

 そうなんです。育てるのも楽しいし、いとおしい。こだわりというよりは趣味ですね。でも、紗弥加さんもお得意ですよね?

山口 最近は簡単なものしか作りません(苦笑)。確かにこだわるタイプではあるので、好きなものにはどんどんのめり込んでいってしまうんですが、得意というわけでは全然なくて。例えば、好みのお醤油に出合ったら、そればかり気になって、冷蔵庫が調味料だらけになったり(笑)。それぞれの料理に合うものを使おうと思って、使い分けています。煮込み料理なら、魚醤と白醤油と濃口醤油を合わせると、驚くほど奥深い味わいになるんですよ。そういう意味では、今は魚醤にハマっているかもしれません。フグや鮎、ハタハタだったり、イカだったり、いろいろなものがあるんです。

杢代 すごい! 食べてみたい。

-最後に、ドラマを楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。

 ドラマの原作では九州のいろいろなところに春花たちが行きますが、ドラマは宮崎編から始まります。宮崎の魅力が満載です。宮崎出身のずんのやすさんや温水洋一さんもゲストで出演してくださっています。見ているとおなかを空かせてしまうかもしれませんが、こういうお仕事もあるんだなと思いながらほっこり見ていただけたらと思います。

山口 「食べることは、生きること。私たちは生かされている」原作の御厨のせりふですが、私たちは普段から、おいしいものをいただくことが当たり前になっている気がしていて。その“おいしい”の裏側にある生産者の方や食品バイヤーの方々の情熱、そこにある人間ドラマを描いているので、たくさんの思いを受け取っていただけたら幸いです。

杢代 物産展にはご当地のものだけでなく、食品バイヤーさんたちの熱い思いが詰まっています。そうした人間ドラマがあることを僕は知りませんでした。きっと視聴者の皆さんの中にもまだ知らない方はいらっしゃると思います。食品バイヤーの仕事の魅力ややりがいがこのドラマから感じられると思います。何よりおいしいご飯がたくさん出てきて、それを食べる僕たちの姿がこの作品の見どころでもあると思うので、ぜひ見ていただいて、物産展にも興味を持ってもらえたらと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)

 水ドラ25「物産展の女~宮崎編~」は、2025年1月8日・15日 深夜1時からテレビ東京ほかで放送。動画配信サービス「U-NEXT」「TVer」でも順次見逃し配信。

水ドラ25「物産展の女~宮崎編~」(C)「物産展の女〜宮崎編〜」製作委員会

 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

橋本愛 演じる“おていさん”と蔦重の夫婦は「“阿吽の呼吸”に辿り着く」【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年8月16日

-そんな魅力的な蔦重を演じる横浜流星さんの座長ぶりはいかがでしょうか。  横浜さんは、蔦重さんをどう演じるか、常に誠実に真面目に考えていらっしゃいます。そういう空気がスタッフやキャストにも伝播し、しっかり取り組もうという空気感が現場全体に生 … 続きを読む

山里亮太「長年の“したたかさ”が生きました(笑)」 三宅健太「山里さんには悔しさすら覚えます(笑)」STUDIO4℃の最新アニメ『ChaO』に声の出演【インタビュー】

映画2025年8月15日

-ネプトゥーヌス国王役の三宅さんはいかがでしょうか。人魚という設定の上に、娘と接するときと、それ以外では雰囲気がだいぶ違いますが。 三宅 ネプトゥーヌス国王は、「屈強で、威厳があり、でも娘に甘い」。最初にその3つのファクターを大事に、と伺い … 続きを読む

ウィリアム・ユーバンク監督「基本的には娯楽作品として楽しかったり、スリリングだったり、怖かったりというところを目指しました」『ランド・オブ・バッド』【インタビュー】

映画2025年8月14日

-リアム・ヘムズワースとラッセル・クロウを演出してみていかがでした。  2人とも自分が演じるキャラクターを見いだすための努力を惜しまず、そのキャラクターの中にある真実や誠実さを見つけてくれます。さらにそのキャラクターにエンタメ性や楽しさも持 … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(1)“たまたま”が導いた講談の道

舞台・ミュージカル2025年8月14日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは  日本の伝 … 続きを読む

原嘉孝×いとうあさこ、timelesz加入後初の舞台主演に「timeleszを背負っています」 舞台「ドラマプランニング」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月11日

-本作はドラマ制作の現場が舞台の物語で、いとうさんはドラマ主演俳優の癖のあるマネジャー役です。 いとう 役者さんのマネジャーさんについて正直知らないこともありますが、ある意味役者をよく見せたい、役者の魅力を伝えたいという芯は想像できます。た … 続きを読む

Willfriends

page top