平祐奈&山口紗弥加&杢代和人「グルメと人間ドラマが合わさった温かいドラマに」 水ドラ25「物産展の女~宮崎編~」【インタビュー】

2025年1月7日 / 08:00

-山口さんが演じた御厨はかなり個性的な役ですね。

山口 長ぜりふや説明ぜりふが多くて、息が足りなくなったり、口が回らなかったり大変でしたが(笑)、御厨の揺るぎない信念をどうにか形にできないかと“明瞭な声”を意識しました。御厨は、最短距離で、一直線に突き進む合理的な人物だと考えていたので、体の動きにもそうしたイメージを常に持っていましたね。無駄なことはしない。でも、必要な努力は惜しまないし、そこには必ず理屈がある。台本には書かれていませんが、御厨は千里眼を持っていると考えています(笑)。

-杢代さんはいかがですか。

杢代 高城は最初はやる気がなくて、食品バイヤーという仕事にも全く興味を持っていないのですが、二人と出会って変わっていきます。今回、アドリブも多かったんです。監督から「自由にやって」と言っていただいたこともあり、リアクションなどは自由にやらせていただいて、すごく楽しかったです。やる気がないキャラクターで、最初はとっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、弟キャラなかわいげのある人物に見えるように意識してお芝居はしていました。

水ドラ25「物産展の女~宮崎編~」(C)「物産展の女〜宮崎編〜」製作委員会

-宮崎のおいしいものがたくさん登場しますが、特に印象に残っているものは?

 たくさんあります!

山口 私は、日向市の差し入れでいただいたササミジャーキーです。中でも、ブラックペッパー。

 ブラックペッパー、おいしかったです!

山口 最強だよね!

杢代 味が濃縮されていますよね。

山口 そうなの。味わい深いんだよね。小腹が空いたときにもちょうどいい。それから、都城市の道の駅の「ねったぼ」も素朴なおいしさですごく好きです。お餅とサツマイモをすりつぶして作ったもので、忘れられない一品です。

杢代 僕はやっぱり宮崎ラーメンですね。撮影前にお腹が空いてしまって、こそっと作っていただいて。撮影では食べられなかったので、先に食べさせてもらいました(笑)。あっさりしているのに、コクがあって。

 今回、このドラマの中でも一番、長い時間をかけて紹介しているのが宮崎ラーメンなんですよ。にんにく醤油で味変していただくとよりおいしいんです。私もこれまで宮崎に何度か行ったことがありましたが、宮崎ラーメンは今回の撮影で初めて食べて、こんなにおいしいんだと感動しました!


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