エンターテインメント・ウェブマガジン
中村 澄人は、最後は梓に「この人と一緒にいたい」と思ってもらえるような人間じゃないと駄目なので、ちゃんと先が見えるというか、この人と一緒なら自分の人生を歩めると思ってもらえるような関係を築けていけたらと思いながら演じさせてもらいました。黒木さんはすてきな役者さんなので、その相手役をやるというのは、すごく光栄でしたし、とてもうれしかったです。
中村 監督は、僕たちが最初にやったことを踏まえて自由にやらせてくださったので、決められたものではなくその時に出たものにちゃんと反応してお芝居ができるということで、伸び伸びとやらせてもらいました。
草野 佐々部監督はどんな感じだったの。
中村 僕が佐々部監督の映画に出させていただいた時は、フィルムで撮っていたので、カメラの真下にずっといらっしゃって、近距離で見ておられて、とても緊張感のある現場でした。でも、すごく優しくて、監督の前で小手先のお芝居や表面的なお芝居をしたら、絶対にバレそうな感じがする雰囲気が漂っていました。
草野 僕もそれはずっと想像しながら、「佐々部さんならどう撮ったかな」「自分はどう撮るべきなのかな」というのはずっと頭の中にありました。
中村 普段は、自分の出た作品を見るのは緊張して手に汗握りながら見る感じなんです。でも今回は、言葉にすると軽くなってしまいそうですが、いっぱい泣いて感動しました。シンプルな感想なんですけど、気が付いたらそうなっている感じでした。だからいい映画に出させていただけたんだなということを、完成作を見て改めて思いました。
中村 自分は思わぬ人に支えられているんだなということに改めて気付くと思います。僕はこの映画を見て、自分が誰かに手を差し伸べたり、背中を押してあげることが、いつかは自分を助けることになると思ったので、改めて人とのつながりが意識できる作品になっていると思います。
草野 この映画は耐震用の突っ張り棒から始まるんですけど、それは僕が最初に読んだ脚本からそうなっていて、すごく細かいところから始まっていていいなと思ったんです。それは自分にはない感覚だったからそう思ったんですけど、撮り終えてみて、この映画自体が見た人にとってそういう突っ張り棒みたいな存在になったらとてもうれしいと思います。
草野 それはよかったです。僕も佐々部監督の脚本を読んだ時に、きれいにだまされて、すごくいいなと思いました。だから、映像として撮った時に、ちゃんと決めたいと思ったので、そういう言葉が聞けてとてもうれしいです。
(取材・文・写真/田中雄二)

(C)2024「アイミタガイ」製作委員会
映画2026年3月28日
-主演の永瀬廉さんと吉川愛さんと共演してみてどんな印象でしたか。 とても頼りになるお二人でした。ご一緒しているシーンで、私がテストでやったこととは違うような感情で、本番で何かアクションを起こしても、そこに役としてのお芝居を返してくださいま … 続きを読む
ドラマ2026年3月28日
Snow Manの岩本照とTravis Japanの松田元太がW主演するドラマ「カラちゃんとシトーさんと、」の“ととのい上映会&取材会”が東京都内で開催された。本作は、おいしいものが大好きなファッションモデルのカラちゃんと、サウナ … 続きを読む
映画2026年3月27日
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』(3月13日公開) 1950年代のニューヨーク、卓球人気の低いアメリカで世界一の卓球選手になることを夢見るマーティ・マウザー(ティモシー・シャラメ)は、親戚の靴屋で働きながら世界選手権に参加するため … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年3月27日
望海風斗主演、スペイン映画界の名匠ペドロ・アルモドバルによる傑作映画を原作としたミュージカル「神経衰弱ぎりぎりの女たち」が、6月7日から上演される。本作は、ある日、唐突に恋人から別れを告げられた女優のぺパが、彼のアパートへ向かったことで、 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年3月26日
-戸塚さんの忘れられない瞬間も教えてください。 戸塚 僕はJUONくんのお芝居です。物語の後半で、ジョンが「Twist And Shout」を歌う前に、ポールがはやし立てるんですが、そのシーンがすごく好きで、毎回、袖から見ていました。JUO … 続きを読む