エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKで好評放送中の連続テレビ小説「虎に翼」。女性として日本で初めて法曹界に飛び込んだ主人公・佐田寅子(伊藤沙莉)の物語は、いよいよ最終週を残すのみとなった。第1回から登場し、裁判官として法律の道を志す寅子の歩みを厳しくも温かく見守ってきたのが、第5代最高裁長官に就任した桂場等一郎だ。最終盤を迎えた今、桂場を演じる松山ケンイチが、役に込めた思いを語ってくれた。

(C)NHK
桂場のモチーフになった方は、剣道の経験があったそうなので、“武士の精神”を取り入れたいと思っていました。だからこそ、物事に対する厳格さには研ぎ澄まされたものがあり、“司法の独立”にもこだわり、ほんの少しでもブレるわけにはいかないと、自分を律しているのだろうと。僕自身にはそこまでの厳格さはなく、周りの常識やルールを受け入れつつ、その中で自分がどう幸せに生きるかを考えるタイプなので、まったく違います。ただ、桂場が団子好きなように、僕も甘いものは好きなので、そこは似ていますね。
桂場はある意味、仏頂面が基本で、自分の心情を語るわけでもありません。ただ、それをそのまま表現するだけでは、単なる“記号”になってしまいます。だから、仏頂面をどこまで崩し、どこまで芝居で“遊ぶ”ことができるのか、常に探っています。表情の代わりに、桂場の好物である団子や手など、他の部分で表現できることもたくさんあるので、いろんな表現に挑戦しています。
例えば団子も、桂場が食べようとすると、寅子に話しかけられることが多いのですが、そのとき、無視して食べてもいいのに、手を止めるわけです。それだけでも桂場の人間性は、見ている方になんとなく伝わりますよね。あるいは、「置く」ということも考えられますが、桂場はそれもしない。そうすると、団子を食べるのか、寅子の話を聞くのか、迷っている表現になるんです。そんなふうに、いろんな芝居を探ることができるので、とても勉強になりますし、それを許してくださる現場の皆さんにも感謝しています。

(C)NHK
ドラマ2026年2月26日
「ラムネモンキー」(フジテレビ系)の第7話が、25日に放送された。 本作は、かつての恩師の失踪事件の謎が3人の大人を再起動させる「1988青春回収ヒューマンコメディー」。反町隆史、大森南朋、津田健次郎主演。脚本は古沢良太氏。(*以下、ネ … 続きを読む
映画2026年2月26日
東京で暮らす落ちぶれた俳優のフィリップが、レンタル・ファミリーの仕事を通して自分自身を見つめ直していく姿を描く『レンタル・ファミリー』が2月27日から全国公開される。『ザ・ホエール』でアカデミー主演男優賞に輝いたブレンダン・フレイザーが主 … 続きを読む
映画2026年2月23日
大阪から奈良に移住してきた青年・駒井は、御所市に代々暮らす老人・梅本から購入した古民家の改修工事を進めている。たびたび様子を見に訪れる梅本が語る昔の町や家に流れてきた時間の話が、駒井に大切な風景を思い出させる。『おばけ』でPFFアワード2 … 続きを読む
ドラマ2026年2月23日
2024年に放送されたNHKの連続テレビ小説「虎に翼」。女性として日本で初めて法曹界に飛び込んだ佐田寅子(伊藤沙莉)の歩みを描いた物語は大きな反響を呼ぶと共に、第62回ギャラクシー賞テレビ部門大賞に輝くなど、高い評価を受けた。そのスピンオ … 続きを読む
映画2026年2月21日
『ほどなく、お別れです』(2月6日公開) 就職活動に苦戦する美空(浜辺美波)には、亡くなった人の姿が見え、声を聞くことができるという秘密があった。そんな彼女の能力に気付いた葬祭プランナーの漆原(目黒蓮)は、美空を葬祭プランナーの道へといざ … 続きを読む