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黄斬は二手三手先を読めるような感覚の持ち主で、戦いもすごく強くて、素早いキャラクターなんですが、その反面、戦いや争い事が本当に必要なのかという疑問を抱えてもいます。自分が国の主ということにどこかふに落ちないまま、みんなで仲良くできるのがいいんじゃないかと思っていて、ある意味で戦国武将っぽくないキャラクターなのかなと思っています。そういうところで共感しますし、だからこそ決断した時の強さがあるので、僕自身を投影した時にも、これを成し遂げたいと決めた時の強さみたいなものが黄斬を通して表現できたらいいなと感じています。
もう稽古しかないので、それが本当に準備かなという気はしています(笑)。体調面では、稽古や本番で体力の回復が追いつかないと思うので、とにかく食事を大切にしています。今年に入ってから、タンパク質を多めにして、しっかり炭水化物も取ってというのをすごく意識していて、普段よりも食事量は増やした方がいいかなと考えています。
僕が一番舞台の経験もなければ、殺陣の経験もないというのは周知の事実で仕方がないことなので、そういう部分で引っ張って行くのは限界があると思っています。それよりは僕自身がどういう姿勢でこの作品に臨んで、この作品を通してどう成長して、その先に座長であったということの答えが見いだせるような姿をめざしていけたらと考えていますし、座長として自分なりのやり方で頑張れたらいいなと思います。
天下というほどではないですけど(笑)、個人的には今年から何か勉強を始めたいなと考えています。資格や検定とかそういったもので一つ高みをめざしたいです。今、考えているのは英語の検定です。どういうお仕事につながるかは分らないですけど、よりグローバルな時代に進んでいく中で、自分の中でも色んな国の方とつながれるツールとして英語を鍛えられたらいいなという思いもあります。
20代を振り返ると、20代ではなかなか経験できないようなことを体験させていただいたり、さまざまな景色を見させていただいたというのが一番にあります。予想していた以上のいろいろな瞬間に出会えた本当に恵まれた20代でした。特に20代で印象に残っていることを挙げるとすれば、グループとしても2年間ドームツアーをやらせてもらったのは、なかなかないことだったと思っています。それと、個人的にも中国大陸での仕事が増えて、また違う国で僕のことを知ってくれるという方が増えたのも想像以上のことでした。
自分が表に立って、グループやアーティストとして色々な音楽とかを表現していくことはもちろんですが、20代の中でもやらせてもらいましたが、本を出させてもらえたりとか、そういう自分が表に出てなくてもできることとかも色々あるだろうなと考えています。自分がこれからまた30代で積み上げていくものの中で、そういういろんな可能性を模索していけたらいいなと思っています。もちろん表に出たくないという意味ではないですよ(笑)。自分が出ながらも、プロデュース業だったりとか、作品を書いてみたりとかいろんなことができるような気はしているので、そういうものも積み上げていくような30代を今は想像しています。
そこまで大きなものじゃなくてもいいんですが、自分がお芝居の経験をしてきたからこそ脚本を書いてみるとか面白いかもしれないですし、そういういろんなことができたらいいなと思っています。
2024年という新しい年が始まって、新しいことを経験させてもらえるというのはめちゃくちゃありがたいと感じています。この経験を経て、また自分のこの先をより切り開くような、そんな気持ちで臨めたらいいなと思っています。
(取材・文・写真/櫻井宏充)
舞台「HiGH&LOW THE 戦国」は、2024年1月29日~2月25日に都内・THEATER MILANO-Zaで上演。
舞台「HiGH&LOW THE 戦国」
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