岡山天音「今までと違う純貴くんが新鮮」 戸塚純貴「天音は似たタイプがいない役者」  10年来の友人同士が東野圭吾原作のサスペンス・エンターテインメントで共演 『ある閉ざされた雪の山荘で』【インタビュー】

2024年1月13日 / 16:04

左から岡山天音、戸塚純貴(C)エンタメOVO

ー今回の現場でお二人は、どんなふうに過ごしていたのでしょうか。

岡山 社交的な人が多かったので、カメラが回っていないときは、みんなで仲良く話をしていました。カメラが回っているときだけ、それぞれの役を全うするような感じで。

戸塚 そうだね。いつもと変わらない。ただ、役同士はピリピリした関係だったから、その緊張感を逆に楽しみながらやっていたような気もする。

ー現場でお2人は、お互いのお芝居をどう見ていましたか。

戸塚 天音はすごい変わり者の役だったんだけど、作品の中で、ちゃんと変な空気にしてくれたなと思って。

岡山 確かに、変な空気にする担当だったから。けんか売ったりして。

戸塚 そうそう。とにかくけんかをふっかけたり、事件を駆り立てたりとか。

岡山 逆に(戸塚が演じる)雨宮は、バランサーというか、濃いカルピスを薄めてみんなが飲めるようにする水、みたいな役回りで。これまで一緒にやってきた中では、純貴くんはエッジの効いた役が多く、そういう役割の印象はあまりなかったので、すごく新鮮だった。こういうとき、純貴くんはこういう芝居をするんだな、と分かったのも面白くて。

ーミステリーということで、お芝居の難しさはありませんでしたか。

戸塚 天音はよく眉間にしわ寄せてた。頭抱えて。

岡山 確かにそうかも。ただ、全員難しいですよ、これ。

戸塚 難しいと思う。変わった動きをしても怪しまれるし、バランスを取るのがすごく…。

岡山 役者次第ですよね。その人がどのあんばいでやるかによって、全然違うトーンになっていくから。おのおののポジションで、どういるべきかっていうのを、そのシーンを撮る前日まで、サウナで話したりしていましたもんね。「ここ、どうすればいいんだろう」とか。

戸塚 話したね。

岡山 そこでお互いに「ああ、なるほど」と。「雨宮はそういう難しさがあるのか」みたいなことを知って。

ー役者の方は現場で作品や役についての話はせず、本番で芝居をぶつける方も多いと聞きますが。

岡山 この作品は、ミステリーという大きな仕掛けがあったので、その整合性を合わせるために、お互いにもやっとしている部分を、ふとしたときに、「どうなんだろう?」と話し合ったりしていたんです。

戸塚 物語が一軒家でのワンシチュエーションということで、みんな泊まり込みで撮影していたので、撮影以外で共有する時間が普通より多かったんだよね。それがよかったのかも。

ーところで、主演の重岡さんは初対面の人が多かったので、岡山さんをきっかけにみんなとコミュニケーションを取ったという話をしていましたが、座長としての重岡さんの印象は?

岡山 初日からアウェーな感じが全くなく、最初からみんなの中心になっていましたね。面識のない中に1人で主役として入ってくると、お芝居以外の部分で負荷がかかっちゃうと思うんですけど、そういう余計な荷物を背負わないように、最初からスタートダッシュ切った感じで。本当に、気が付いたらすぐそばにいて、何かと僕に面白いことを振ってくるんですよ。そんなアイドル見たことなくて。お芝居はもちろん、そういうところも含めて、「アイドル」という枠にくくれない人だなと。未知との遭遇でした(笑)。

戸塚 僕らはフラットにいられたけど、シゲ(=重岡)はそれ以上に背負っているものがあるからね。撮影現場でのい方も、本人は正解がわかっていない状態だった思うんだけど、違和感が全くなくて。

岡山 そういうところは、さすがプロでしたよね。座長としての覚悟が、その裏にはあったのかなと。

戸塚 やっぱりトップアイドルだけあって、同い年なのにすごいなと、心から尊敬したよ。

(取材・文・写真/井上健一)

©2024映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 ©東野圭吾/講談社

『ある閉ざされた雪の山荘で』

1月12日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

配給:ハピネットファントム・スタジオ

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