X


高橋恭平、なにわ男子のメンバーで “ヒーローだな”と感じた人を告白【インタビュー】

 佐々木蔵之介が主演するドラマ「マイホームヒーロー」がMBS・TBS系で放送中だ。人気の同名漫画を実写化した本作は、佐々木が演じるごく普通のお父さんだった鳥栖哲雄が、ある日、娘の彼氏を殺して「殺人犯」になってしまったことで、犯罪組織との命を懸けた闘いに挑むサスペンス。2024年3月には劇場版の公開も控えている。

間島恭一役の高橋恭平 (c)MBS

 本作で半グレ組織のリーダー格を担っている間島恭一を熱演している、なにわ男子の高橋恭平に、役柄を演じた感想や後半戦の見どころ、メンバーからの反響などを聞いた。

-最初に本作の話を聞いたときのお気持ちはいかがでしたか。

 「マイホームヒーロー」の前の作品がキュンキュン系のラブストーリーで、そこからガラッと変わった役をいただけたので、いいギャップやなと思いました。なにわ男子はキラキラなグループなので、恭一のような役に僕を起用していただけたのは、すごくうれしいなと思いました。

-ドラマの放送に続き、映画化も発表されています。高橋さんは本作にどのような魅力を感じていますか。

 「マイホームヒーロー」は原作漫画から始まってアニメ化もされていて、ファンが多い作品ですし、半グレ集団の内部のシリアスなことを描きながらも、クスッと笑えるシーンやコメディーの要素が入っているので、男性も女性も楽しめる作品だなと思います。

-本作の出演に関して、なにわ男子のメンバーから反響はありましたか。

 僕は自分が出演する作品についてメンバーにあまり話さないのですが、たまたまドラマの完パケを見ているときに、隣に座っていたのが西畑大吾くんで、完パケのアクションシーンを一緒に見たときは「カッコいいね」と言ってくれました。

-劇中では薬の取引や銃撃戦などの激しいシーンもありますが、アウトローな役を演じた感想はいかがですか。

 アクションや銃撃戦など初めて経験することが多くて、たくさん勉強になりました。銃で撃たれて足を引きずるシーンや、撃たれた弾を取り除くシーンで思いきり痛がる芝居は難しかったです。銃は構え方などを習ったのですが、僕はもともと銃を使うゲームが好きだったので、銃のリアルな重さや音のすごさにワクワクしましたし、持ち方は結構サマになっていたんじゃないかなと思います。

-恭一役を演じていて、共感できる部分はありますか?

  行動的には共感できないので、家族が大事とか、お金が大事みたいなところは共感できるなと思います。

-ファンの方に特に見てほしいところや、個人的なおすすめポイントがあれば教えてください。

 恭一は若いのにすごく冷静で頭が切れてクールで、ケンカも強いのですが、それを高橋恭平で考えると全部真逆に等しいので、そこも面白いポイントかなと思います。僕は賢くもなければ、ケンカも強くないですし、タバコを吸う姿も頑張って撮影したのですが、実際は慣れていないですし、頭も切れないのに切れている恭一を演じている僕というのを想像すると面白いかなと思います。

6話の場面カット (C)MBS

すごく怖いシーンが多い作品ですが、高橋さんがこの世で1番怖いものは?

 高所恐怖症なので高い所が怖いです。劇中でもマンション内を逃げてベランダの上階から緊急はしごのようなものを使って下階に降りるシーンがあるのですが、結構高くて、はしごも動くので怖かったですね。それから先端恐怖症でもあるので、傘の先とかがちょっと怖いです。

-作品のタイトルにちなみ、なにわ男子のメンバーの中で、“この人はヒーローだな”と感じたエピソードはありますか。

 みっちー(道枝駿佑)ですね。みっちーは奇跡的に同じ火曜日にドラマ「マイ・セカンド・アオハル」に出演していて、みっちーのドラマを見てから僕の「マイホームヒーロー」が見られるので、まずは、みっちーのドラマを見て、その見てくれた人たちが全部こっちに流れてほしいなと思っているので、みっちーはヒーローですね(笑)。

-本作も挑戦的な役だったと思いますが、今後はどんなジャンルの作品や役柄に挑戦してみたいですか。

  少女漫画系とか学園ものもやりたいですが、今回のように僕のイメージになかった、まだ演じたことがないような役に挑戦してみたいです。自分の中で、これもできるんやという発見をしたいですし、演技の幅を広げたいなと思っています。

-今年も残り1カ月ほどになりますが、今年一年を振り返って、やり残したことはありますか。

  ずっと車の免許を取りたいと思っているのですが、今年も取れなかったので、来年こそは教習所に通って取りたいなと思っています。

-最後に「マイホームヒーロー」の今後の見どころをお願いします。

 半グレの恭一とサラリーマンの哲雄がお互いにだまし合いをしているのですが、だまし合いながらもバディを組んでいるので、そういう関係性が面白いなと思います。恭一はただの半グレではなくて、本当は目標や夢があって心がある子なのですが、そこは哲雄も同じなので、そこに「マイホームヒーロー」な部分があるのかなと思います。

6話の場面カット (C)MBS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「場所と人とのリンクみたいなのものを感じながら見ると面白いと思います」今村圭佑撮影監督『青春18×2 君へと続く道』【インタビュー】

映画2024年5月9日

 18年前の台湾。高校3年生のジミー(シュー・グァンハン)はアルバイト先で4歳年上の日本人バックパッカーのアミ(清原果耶)と出会い、恋心を抱く。だが、突然アミの帰国が決まり、落ち込むジミーにアミはあることを提案する。現在。人生につまずいた3 … 続きを読む

田中泯「日本の政治に対する僕自身の憤りに通じる部分も多かった」世界配信となる初主演のポリティカル・サスペンスに意気込み「フクロウと呼ばれた男」【インタビュー】

ドラマ2024年5月9日

 あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、社会の陰に隠れて解決してきたフィクサー、“フクロウ”こと⼤神⿓太郎。彼は、⼤神家と親交の深かった次期総理候補の息⼦が謎の死を遂げたことをきっかけに、政界に潜む巨悪の正体に近づいていくが…。先 … 続きを読む

海宝直人&村井良大、戦時下の広島を舞台にした名作漫画をミュージカル化 「それでも生きていこうというエネルギーをお見せしたい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年5月9日

 太平洋戦争下の広島県呉市に生きる人々の姿を淡々と丁寧に描いた、こうの史代氏による漫画「この世界の片隅に」がミュージカル化され、5月9日から上演される。主人公の浦野すず役をWキャストで務めるのは、昆夏美と大原櫻子。すずが嫁ぐ相手の北條周作を … 続きを読む

「ジョンは初恋の人、そしてかけがえのない友達」『ジョン・レノン 失われた週末』メイ・パン【インタビュー】

映画2024年5月9日

 ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻が別居していた「失われた週末」と呼ばれる、1973年秋からの18カ月の日々。その時ジョンは、彼とヨーコの元・個人秘書で、プロダクション・アシスタントを務めていた中国系アメリカ人のメイ・パンと恋人関係にあった … 続きを読む

北村匠海「長谷川博己さんのお芝居は、やっぱり迫力がすごい」 日曜劇場「アンチヒ-ロ-」【インタビュ-】

ドラマ2024年5月8日

 長谷川博己が主演を務める日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系)が放送中だ。本作は殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川)の姿を描き、視聴者に“正義とは果たして何なのか? ”“世の中の悪とされていることは、本当に悪い … 続きを読む