エンターテインメント・ウェブマガジン
そういっていただけると、うれしいです。ただ、重要なのはそれよりも、「作品のカラーやメッセージ性がきちんと伝わったか」だと思うんです。そういう意味で今回は、私が主演ということになっていますが、ハードなトレーニングを乗り越えた皆さんがそれぞれ主役だと思いますし、それこそ日韓両国の皆さんの力があって出来上がった作品です。だから、まずは自分のことよりも、「爽快なアクションエンターテインメントが出来上がりました」ということを、自信を持ってお伝えしていきたいです。
元々、私は韓国に何度も旅行に行っていたくらい、韓国のエンタメが大好きだったんです。スケールの大きさやリアリティー、アクションなど、韓国にはあらゆる面で優れたエンタメ作品がたくさんあります。それがどんなふうに作られているのか興味もあったので、韓国のスタッフと一緒にクリエーティブな作業ができるこの作品は、それを体験するいい機会だなと。だから、お話を頂いたときは即決でした。
今まで、モデルの仕事で韓国はもちろん、ヨーロッパなどさまざまな国にも行かせていただきましたが、今回はそれとはまた違ったパフォーマンスを発揮する機会になったので、すごく刺激的でした。普通のお芝居は監督が演出し、アクションシーンはアクション監督が担当、というように役割が分かれているのも初めての経験でしたし。おかげで、もっといろんな国のクリエーティブチームと一緒に仕事をしてみたいという気持ちも湧いてきました。
コミュニケーションの大切さです。ものを作っていく上では、たった一つのシーンであっても、キャスト同士や監督、すべてのスタッフが同じ方向を向いている必要があります。でも、いろんな文化や考え方を持つ人たちと仕事をすると、きちんと話をしないと分からないことがたくさんあるんです。例えば今回、カメラマンの方は日本人でしたが、普段から海外で活動されていることもあってか、こちらが当たり前だと思って話していることが、上手に伝わらないこともあって。その上、海外との共同作品は「通訳」というワンクッションが入るだけで、遠回りしたり、別の意味で捉えられたりすることがすごく多いんです。だから今回、改めてコミュニケーションの大切さに気付かされました。
ただ同時に、皆さんと密にコミュニケーションを取れたことは、いい経験になりました。いろんな価値観を共有し合えることが面白く、すごく刺激を受けましたから。ときにはぶつかることもありましたが、それはあくまでも作品をより良くしようとする意見交換の一環でしたし。それが今回の一番の収穫だったといっても過言ではないくらいです。
私は「自由でいたい」、「人と違うことを楽しみたい」というタイプなので、これからもいろんなことに挑戦していきたいです。ただそれは、「ハリウッドに進出したい」とか「海外でトップを目指したい」ということよりも、「知らない世界を見てみたい」という好奇心が原動力になっています。だから、アジアでもヨーロッパでもアメリカでも、関われるなら、いろんな方たちと仕事をしてみたいです。そういう意味では、最近はこの作品のようにボーダーレスに発信(本作は世界240以上の国と地域で配信)することもできますし、コロナ禍も一段落してまた海外に行けるようになったので、ありがたいですね。
そうですね。だから、皆さんの反響がすごく楽しみです。
(取材・文・写真/井上健一)
配信開始日:11月2日(木)よりPrime Videoにて世界独占配信
映画2024年11月22日
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開) 真面目な税務署員の熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師の氷室マコト(岡田将生)の巧妙な詐欺に引っかかり大金をだまし取られてしまう。 熊沢は、親友で刑事の八木(皆川猿時)の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年11月20日
-なるほど。では、公演が12月ということで、2024年の振り返りをお願いします。 今年は自分で掲げた目標に対しての成果も感じることができたので、充実した1年でした。これまではどこかで「やらされている」という感覚があって、自分の意志でできた … 続きを読む
ドラマ2024年11月17日
Q:合格に向けて、どのように勉強されたか教えてください。 早川 中3の2月に、予備試験を目指すぞって決めてからは、興味の赴くままがむしゃらに勉強してました。平日は、学校から帰ってきて、先ほどお話しした「伊藤塾」のオンライン授業を夜10時 … 続きを読む
映画2024年11月15日
-お2人は今回初共演となりますが、現場での様子はいかがでしたか。 八村 「シェアハウス対ユウ」という構図がある中で、共演者の方々とどういう距離感で接すればいいのか、だいぶ悩みました。でも僕は、役のために距離を取ったりすることが苦手なんです。 … 続きを読む
ドラマ2024年11月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。 病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む