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神木くんとは8歳で出会って、その次が13歳の神木くんが主演した民放の連ドラでご一緒して、今回が30歳。成長を見守っている感じがして、親心のような気持ちも湧いてきました。8歳の頃と今のお芝居は全然違うので、こういうふうに年齢とともに変わってくるんだなという幅の広さも感じますし。そういう意味では、万太郎を見守る田邊教授にちょっと近い部分があるかもしれません。
僕も幼い頃から見てきた国民的なドラマですから、すごく特別な思いがあります。今回は3度目ということで、いろんな要領も分かってきました。朝ドラの撮影はすごくスピーディーなので、そのスピード感に負けないようにしたいと思っています。僕も人間ですから、疲れがたまることもあります。そういうとき、そのつもりはなくても、ちょっと気を抜いたり、台本の読み込みが甘くなったりすると、それがそのまま出てしまうんです。だから、そうならないように気を付けています。
恐らく、現時点で視聴者の皆さんの中には、田邊と万太郎が二人三脚で何かを成し遂げていくと予想されている方が多いと思います。でも、そう単純にはいきません。皆さんの予想をどんどん裏切る方向に進み、「朝ドラでこれ言っていいのかな?」という衝撃的なせりふやシーンも出てきます。サプライズな展開もありますが、皆さんには田邊と万太郎、それぞれの気持ちをきっと分かっていただけるはずです。そんな2人の行方をぜひ見守ってください。
(取材・文/井上健一)

田邊彰久役の要潤 (C)NHK
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