エンターテインメント・ウェブマガジン
葛飾北斎は70歳になって、「今までの俺は何をやっていたんだ」と思い、そこから名作を残します。僕も同じことを言いたい(笑)。70からです。僕も北斎のように生きたい。まだまだ人生これからです。
今の10代や20代の子たちに注目していきたいと思っています。いつか、そうした人たちを演じたい。その世代の子たちは、もちろん戦争も知らないし、左翼の内ゲバも知らないし、サリン事件だってかろうじて知っているかどうか。でも、彼らは彼らでネガティブな時代を生きています。そして、彼らの根底に流れているのは“自由”なんじゃないかと思います。それは、自分主義に陥るということではなく、もっと根底にあるもののような気がします。その自由の触覚をどこに伸ばしていいのか分からない彼らの姿を演じたいと思っています。具体的に今、誰ということではないので、今後、そんな人に出会いたい。出会うんじゃないかという気がしています。
死ぬまでの相棒かな(笑)。これをやっていなければ意味がないと思いますし、意味があるから一人芝居をやっている。自分と一体化しているのかなと思いますし、そうでありたいとも思います。どんなときでも一人芝居です。ただ、これから先、立てなくなるときはくると思います。なので、そのときには、自分の分身となる人形を作って生きていこうと思います(笑)。
(取材・文・写真/嶋田真己)
「イッセー尾形一人芝居 妄ソー劇場・すぺしゃるvol.4」は、12月22日~24日に、都内・有楽町朝日ホールで上演。「イッセー尾形10年ぶりの福岡公演!『生きとったと。』笑」は、2023年1月14日・15日に、福岡・天神西鉄ホールで上演。
公式サイト https://issey-ogata-yesis.com
舞台・ミュージカル2026年9月30日
-そうした難しい役どころゆえ、共感はなかなか難しいのでは? それはあまり心配していないです。先日、トム・ストッパードの「ハード・プロブレム」という作品を観劇したんですよ。その作品も、日本人とは違う感情の変化が描かれた作品でした。楽しく会話 … 続きを読む
映画2026年9月30日
10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
映画2026年9月29日
-おばあちゃん役の風吹ジュンさんとの印象に残ったエピソードがあれば。 とても面倒見のいい方で、何か聞いたら何でも返してくれるし、気を使ってくださいました。本当は僕が気を使わなければいけないのに、風吹さんの方から、「大丈夫よ。頑張ろうね」っ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月29日
向井理が主演するM&Oplaysプロデュース「ブランク」が、10月3日から開幕する。本作は、2023年に本多劇場で上演した「リムジン」に続き、向井と倉持裕が再びタッグを組んで贈る新作公演。ある弁護士事務所を舞台に、そこで繰り広げら … 続きを読む