エンターテインメント・ウェブマガジン
それはないですね。僕は趣味で登山をやっているので、撮影をよく山に例えるんですけど、山はどれだけ登っても、制覇した感覚にはなれないんです。喜びや楽しさはもちろんありますが、途中で心も折れているし、「きつい」と思いながら登っていたりもするので…。それは撮影も同じです。ただ、自然の山は二度、三度と登ることができますが、撮影は一回限りの刹那的なもので、二度目はありません。だから、なおさら制覇した感覚にはなれなくて。でも、その経験が必ず自分の栄養になると信じていつも登っています。
見え方は変わりません。そこが恭兵さんのすごいところです。初めてごあいさつしたときも、ガチャっと扉を開けたら、その向こうにみんながイメージする柴田恭兵さんがいて、笑顔で軽快に「よろしく」と固い握手をしてくださって。終わったときも、出会った2カ月前と何も変わらずすてきなスピーチで締めくくり、みんなの心にちゃんと恭兵さんを残して、スマートに帰られていったんです。本当のプロフェッショナルとは、こういうことなんだなと、最後まで教えられました。ただ、実際に共演してその人間性の大きさや深さ、そこから出てくるお芝居の奥行きや大きさ、繊細さを体感した分、恭兵さんに対する憧れや尊敬はより深まりました。
間違いなく宝物になりました。精神的にもフィジカル面でもかなり追い込まれる中で、自分の限界や今後の課題などが見えてきましたし。それぐらい、(撮影した)2022年春時点の自分がすべて絞り出された感じがありました。だから、これからいろんな作品に入っていったとき、「『両刃』をやったんだから、絶対これだってクリアできる」と支えになるような作品になったんじゃないかなと。ここで得たものはたくさんあったので、あとはそれを自分がちゃんと栄養にしていけるかどうかだと思っています。
(取材・文・写真/井上健一)
ドラマ2025年8月31日
-主演の横浜流星さんとは同世代ですが、ご一緒した感想はいかがでしたか。 横浜さんは昨年末、僕が初出場したNHK紅白歌合戦の審査員を務めてくださり、その2カ月後には成田山新勝寺で行われた節分の豆まきでもご一緒しました。今回が3度目の対面とい … 続きを読む
映画2025年8月29日
-今回は、実年齢より年上の役で年上の吉岡里帆さんの先輩役でもありましたが難しかったですか。 水上 難しかったです。30代の工藤は単純に今の自分を老けさせればいいという話でもなく、精神的な部分で年上の人間として、令子がほれるような人間像を作っ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月28日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼講談は落ちない 「今日の話はオ … 続きを読む
映画2025年8月26日
-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。 奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月26日
-皆さんの歌唱シーンもあるのですか。 橋本 それはもちろん、ちょくちょくあります(笑)。歌います。アンサンブルの方と一緒に歌うシーンもありますが、ミュージカルではないんです。バックに流れていて、それに合わせて芝居していくという形だと思います … 続きを読む