エンターテインメント・ウェブマガジン
二十歳になった時のうれしさは特別で、翼を手に入れたような無敵感がありましたよね。お酒はそんなに得意じゃないので、珠美のように飲んで気が大きくなることはなかったですけど(笑)。とはいえ、仕事でもがき、辞めようと思った時期は僕にもありました。でも、今振り返ってみると、辞めなくてよかったなと。それぐらい、続けたことで芝居の面白さに気付くことができた瞬間がたくさんありましたから。毎日たくさんの人に会うことで、人に興味が持てるようになったことも、大きな変化かもしれません。
難しいですよね…。でも、何者かになろうとしなくていいんじゃないかと思うんです。呼吸するのと同じぐらい当たり前のこととして、その人の「個性」が存在しているのに、そこに何かを付け足す必要があるのかなと。武器を持ったことで背負うものもあるし、自分で「能力がない」と思っているところに、実は能力が隠れているのかもしれませんし。そこは人それぞれじゃないかなと。もちろん、「誰かのようになりたい」「あの人を目指したい」とリスペクトしたり、ライバルがいたりすることも大事だとは思います。でも一番は、「自分が本当はどうしたいのか」を見失わないことじゃないでしょうか。
「サウナ行ったら?」ですかね(笑)。悩みはみんな尽きないでしょうけど、人生を振り返ったとき、そういう悩みって、早送りしたら画面にも映らないぐらい一瞬のことで、宇宙規模で見るとちり以下の小さなことだと思うんです。そう考えたら、そんなに重く考えなくても、たいていのことは何とかなるんじゃないかなと。僕も先日、ベネチア国際映画祭に行ったとき、珍事件がいろいろとあったんですけど、結果的に何とかなりましたから。だから、悩んだらとりあえずサウナに行って、整ってくることをお勧めします(笑)。
(取材・文・写真/井上健一)
ドラマ2025年12月15日
-ご自宅でも絵の練習をされたそうですね。 台本が来るたびに絵を担当するチームとの打ち合わせがあり、練習用の絵が並んだ計算ドリルのようなプリントを数十枚いただくので、それを自宅に持ち帰り、宿題のように繰り返し描いて練習していました。 -歌麿 … 続きを読む
ドラマ2025年12月14日
-治済役が大きな話題となった生田さんについて、撮影を通じて感じた俳優としての魅力を教えてください。 生田さんで印象に残っているのが、何事にも動じないことです。常に泰然自若として、変なクセを出さない。ある意味、視聴者に想像させるようなキャラ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月13日
稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む
映画2025年12月12日
-パーシーのように、与えられた仕事を楽しくやるコツがあれば教えください。 仕事があることが幸せ。シンプルにそういう意識を持ってやっています。僕もミュージシャンを目指していろいろとやっていましたが、思うようにいかなくて。でも、音楽に対する情 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月10日
-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む