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また、キャメロン監督はスタジオジブリの作品からインスピレーションを受けているという。
「スタジオジブリの作品にはマジカルなリアリズムがある。少しだけ現実と離れているような。ジブリ作品と、そのアーティストを、以前から尊敬してきた。ハードなタイプやエッジのあるアニメは『アバター』の世界とは関係がないが、スタジオジブリの作品には、楽しませてもらってきた。とは言っても、そっくりにコピーするわけではない。夢のような美しさを感じさせる、そのフィーリングの部分を参考にした」と明かした。
そして、日本の観客に向けて、「『アバター』を公開したとき、日本の皆さんは温かく受け入れてくれました。この映画をとても愛してくれました。劇場で見るという特別な体験を皆さんが覚えていてくれて、劇場で再び、その思い出とつなげてくれることを願っています。そして本作を配信やブルーレイでしか見ていない若い世代の日本の皆さん、ぜひ劇場でパンドラを経験してください」と呼び掛けた。
その続編となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のストーリーは、第1作目から約10 年後、神秘の星パンドラの一員となり、ナヴィの女性ネイティリと結ばれた元海兵隊員のジェイクは、妻と子どもたちと共に平和に暮らしていた。ところが、再び人類がパンドラに現れて神聖な森を追われる。ジェイクと家族は、未知なる“海の部族”の元へ身を寄せるが、この美しい海辺の楽園にも、侵略の手は迫っていた…というもの。12月16日の公開が楽しみだ。
(構成/田中雄二)
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