ディーン・フジオカ「ホテルをプロデュースしてみたいと思うようになった」名門ホテルの再建に挑む総支配人役で膨らんだ夢 「連続ドラマW HOTEL -NEXT DOOR-」【インタビュー】

2022年9月7日 / 08:00

-「ホテルの文化に興味があった」とおっしゃっていましたが、出演してみた感想は?

 やっぱり、うれしかったです。いろんなものを追体験することができましたから。おかげで、いつか自分でホテルをプロデュースしてみたいと思うようになりました。ただ逆に、いろんなことが分かってしまった分、これから客としてホテルを利用したとき、「こうした方がいいのに」と思っても、「きっと、こういう理由で変えられないんだろうな」とか「ここが難しいんだろうな」と考えて、はっきりした物言いができなくなってしまうかもしれません(笑)。

-この経験を踏まえて、ディーンさん自身がホテルをプロデュースするとしたら、どんな点を大事にしますか。

 食事ですね。やっぱり、ご飯がおいしい方がいいですから。それともう一つ、客室や敷地内など、屋内外を問わず目に見える空間の作り方はどこも気を配っていると思いますが、その空間を目に見えない“香り”でどう満たしていくか。そういう点にも気をつけたいです。視覚と嗅覚がマッチする形で全体が統一されていたら、そこで過ごす時間が素晴らしい体験になる可能性はより高まるでしょうし、結界で守られている感覚にもなるんじゃないかと。そういうものを含めて、五感を最大限に刺激して安らぎをもたらすことができたらいいですね。もし、自分がホテルをプロデュースする機会を得られたら、そんなことをやってみたいです。

-三枝の総支配人ぶりも板についていましたし、このドラマをきっかけに、その夢が実現するといいですね。その場合、ディーンさん自身が宣伝すると、より人気が出そうですが。

 「皆さん、ちょっとここ見てください!」みたいな感じで、ノリノリで楽しくやっちゃいそうですね。ぜひ、オファーをお待ちしています(笑)。

(取材・文・写真/井上健一)

(C)⽯森プロ (C)WOWOW

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