エンターテインメント・ウェブマガジン
映画『天然コケッコー』(07)や『海街diary』(15)、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(19)など、数々の映画やドラマに出演し、存在感を発揮する夏帆。9月9日から上演される、モチロンプロデュース「阿修羅のごとく」では、6年ぶりに舞台作品に挑戦する。舞台に強い苦手意識を持っていたという夏帆が、「これはやらないといけないと思った」と、強い思いを持って挑む本作への意気込みや見どころを聞いた。
21歳のときに初めて舞台をやらせていただいて、それから4本連続で年に1本のペースで出演させていただいたのですが、正直に言うと、舞台に対しての苦手意識が強くなっていきました。もちろん学ぶことも多かったですし、貴重な体験をさせていただいたと思っていますが、どうしても尻込みしてしまうところがあって…。なので、「しばらくは映像のお仕事に専念しよう。もし、これだと思う舞台と出会えたときには舞台をやろう」と思っていたんです。
この作品の話を頂いたときに、理屈ではなく「これはやらないといけないでしょ」って(笑)。やらないという選択肢は自分の中にはありませんでした。今回、演出は木野花さんがされるのですが、木野さんとは初舞台のときに共演させていただいて、とてもお世話になりました。誰よりも本気で、誰よりもエネルギッシュで、すごく愛情深い方なんです。なので、今回、演出を受けられることが本当にうれしいです。それから、(主演の)小泉(今日子)さんとは、以前にドラマでご一緒させていただいていて、再び共演させていただけることもうれしいですし、小林(聡美)さん、安藤(玉恵)さんという、憧れてずっと作品を見てきた方たちとご一緒できるというのも楽しみで、これは絶対に出演したいと思いました。
言葉では表現しにくいのですが…、ずっと映像のお仕事をしていたということもあって、舞台でお芝居をすることに自分の中で違和感を感じたという感覚でした。ただ、今はこの作品に向けてスタートを切っていますし、舞台が苦手と言っている場合ではないので。(共演の)皆さんよりも何もかも足りていないことは分かっているので、必死にしがみつきながら、自分のできることを精いっぱいやりたいと思っています。
本当にすごい脚本だなと思いました。言葉が研ぎ澄まされていて、会話の中だけで四姉妹それぞれの個性がしっかりと出ていて、みんな魅力的に描かれています。初めて(原作の)ドラマを見たときには、自分とは生きてきた時代が違うと感じたのですが、脚本をしっかりと読み、せりふを追っていくと、共感できるところも多く、色あせない物語なんだと改めて感じました。
まだこれから作っていくところですが、姉妹と一緒にいると、達観しているところがあって、突然本質を突いたことを言ったりするのに、奔放さや危なっかしさも持っている、すごく面白い人物だと思います。いろいろな面を持っている女性だと思うので、それを舞台上で表現できたらと今は思っています。
まだ分からないです。私にとっては、やっぱり舞台はいまだ未知の世界なんです。なので、この作品を通して、どういう体験をして、どういうことを感じるのか、(取材当時は)これから本格的に稽古が始まるので、まだ想像できないところが大きいです。ただ、本読みをしていく中で、全員で話し合いながら、丁寧に役を作り込んでいく作業ができるんだなということを感じました。最近の映像の現場では限られた時間の中で撮り進めていくことも多いので、ものづくりにおいてはすごく豊かな場所だなと思いました。
映画2026年10月1日
大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む
映画2026年10月1日
余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月30日
小瀧望が主演する舞台「ロックンロール」が、11月6日から上演される。本作は、世界的な劇作家トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年以上にわたる歴史のうねりを描きながら、自由の尊さをうたう物語。愛するロックンロールと母親を守 … 続きを読む
映画2026年9月30日
10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む