エンターテインメント・ウェブマガジン
そうですね。芝居の面白さという意味では、入江悠監督の『ギャングース』も印象に残っています。僕はそれまで、ポップでコメディー要素の強い作品に出演することが多かったのですが、その作品はシリアスな社会派で、青春を感じる映画でした。少年院から出てきた3人の少年たちが、「タタキ」(窃盗、強盗)稼業に手を染めていくという物語なのですが、実際にそうした経験はしたことがないのに、お芝居をしていると実際に体験しているような感覚になっていったんです。僕は、カメラを意識してお芝居をしてしまうタイプなのですが、そのときは一切気にならなくなって…。その世界に入っている感覚を初めて持ったのが『ギャングース』でした。
「加藤諒が出ているなら、絶対面白い作品になる」とか、「加藤諒が出ているなら見に行きたい」と思ってもらえるような役者さんになるのが夢です。僕は俳優だけではなく、バラエティー番組に出させていただいたりとか、ダンスを踊らせてもらったりとか、声優をやらせてもらったりとか、いろんなことに挑戦させていただいていますが、きっとまだ挑戦できていないこともあると思います。そうしたやったことがないことをやっていきたいと思いますし、実力者の集まる現場で、物語のキーパーソンになれるような役を演じさせてもらえるようになれたらいいなと思います。
今回は、2023年の「パタリロ!」連載45周年を記念した公演なので、舞台本編も特に面白い作品に仕上がると思っています。今回は、レビューショーも行われるんですよ。そのレビューショーのセットリストは、皆さんからの投票も参考にして決まるので、ぜひ投票をしていただいて、どの曲が流れるのか楽しみにしていただけたらと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
舞台「パタリロ!」~ファントム~は、9月1日~11日に都内・天王洲 銀河劇場、9月17日~19日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。
公式サイト https://www.nelke.co.jp/stage/patalliro2022/
ドラマ2025年10月20日
-高橋さん、沖縄の言葉は大変でしたか。 高橋 真栄田に関しては「ないちゃー(本土の人間)」と言われているような男なので、そこまで大変ではなかったのですが、(小林)薫さんや青木(崇高)さんは結構大変だったと思います。真栄田は彼なりによかれと思 … 続きを読む
映画2025年10月17日
-豪華キャストが生き生きとコメディーを演じているのが「オリバー」の人気の理由ですが、そういうアイデアは、現場で出演者の皆さんから出てくる部分も多いのでしょうか。 オダギリ みんなで楽しもう、という雰囲気はあるとは思うんですが、コメディーって … 続きを読む
映画2025年10月17日
『ストロベリームーン 余命半年の恋』(10月17日公開) 病弱な体のため、学校にも通えず毎日独りで家の中で過ごしてきた桜井萌(當真あみ)。彼女のひそかな夢は、自分の誕生日に好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという、6月の満月 「ストロベ … 続きを読む
映画2025年10月16日
-そうやって出来上がったふわふわとした初五郎の存在が、対照的に絵の道を極めようとする北斎親子の生きざまを際立たせている印象です。北斎親子についてはどのような印象を持たれましたか。 2人とも自分の意志を曲げないので、ことあるごとにぶつかり、 … 続きを読む
映画2025年10月15日
-団塚監督の印象は? 遠藤 出来上がった映像を見て、びっくりしました。予想だにしないアングルがあったり、編集にも想像がつかないような斬新さがあって面白かった。監督は、撮影中に何か言う時も、この若さでと思うぐらいとても適切でした。言うことが全 … 続きを読む