エンターテインメント・ウェブマガジン
現代によみがえった恐竜たちの姿をリアルかつスリリングに描いて人気を集めた「ジュラシック・パーク」シリーズの最終章『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が公開中。本作で、元軍人パイロットだが、今は裏社会で雇われ、貨物パイロットのエースとして活躍しているケイラを演じたディワンダ・ワイズに話を聞いた。
2019年の3月28日にコリン・トレボロウ監督から連絡があって、会うことになりました。これだけの大作からオファーをされることは、人生でそう何度も起きることではないので、日にちもしっかりと覚えています。会ってから3時間、とても美しくて長い会話をしました。それは、映画のアイコンともいえるキャラクターをどのようにして作っていくのかということでした。そして、最後に「ぜひ出演してほしいと」言われました。その後、6月に「(プロデューサーのスティーブン・)スピルバーグからOKが出たよ」という電話がありましたが、10月の正式発表までは、誰にも言えませんでした。
ワォー!(爆笑) イッツ・アメージング!
私は、どんなキャラクターを演じるときも、そのキャラクターに対して、自分の視点や思いを入れるタイプです。でも、完璧過ぎるキャラクターはあまり好きではなくて、それは見ている人にもゆがんで見えると思います。キャラクターにもいろいろな側面があって、失敗したりする人の方が私は好きです。ケイラの場合も、自分の良心や品格をちょっと見失っているけれど、それを取り戻していくところが好きです。私自身も自分の弱さや短所は分かっているつもりです。だからこそ、演じるキャラクターに対してもジャッジはしないで、思いやりを持って見つめるようにしています。ケイラは生き延びるためにしなければならないことをしてきただけだと思いました。彼女にとっては、オーウェン(クリス・プラット)たちとの出会いが、今までのことは忘れて、新しく何かをしなければと思った瞬間だったのでしょう。
私自身、内向的なところがあり、演じるキャラクターにもそうした傾向があります。ケイラには、もともと脚本の段階から一匹おおかみ的なところがありましたが、自分が演じることになって、スタッフと話し合う中で、そうした傾向がより強くなったと思います。また、オーウェンとケイラが氷上にいるとき、怖いと思っているケイラの気が散るように、わざとオーウェンが話をします。それは、クリスと話す中で生まれてきたやり取りでした。ヒーローがいつも勇ましいわけではなく、彼らにも怖いときはあるんだということを見せることができました。それから、私の出身地のメリーランド州は、軍に所属する人が多い所で、私の親戚にも何世代にもわたって女性の軍人がいます。今回、ケイラが元軍人だったという点では、アフリカ系アメリカ人の女性たちが、何世代にもわたって軍に所属してきたという事実を反映させることができて、とてもうれしかったです。それから、髪形や衣装についても、話し合いに参加させてもらったことで、貢献できたと自負しています。ちなみにケイラの手袋は手製です。
実は舞台と映画といっても、それほどかけ離れてはいません。例えば、舞台では、何もないところで演技をすることもあります。そういうときは想像力に任せて演じなければなりません。ただ、今回の映画に関しては、もちろん恐竜がいない撮影もありましたが、私の場合は、ほぼそこに物がある状態で撮影しました。ただ、カーチェイスのシーンは、実際はF1ドライバーのスタントマンが運転しているので、想像力を働かさなければなりませんでした。でも、スタントマンが運転している動きに合わせて体を動かすのは、ビデオゲームのようでとても楽しかったです。
「ジュラシック」シリーズは、本当にマジカルだと思います。夢のある作品で、とても好きです。ほかの作品だと、見ながら、「ここは特撮を使っているね」と分かったりもしますが、93年に『ジュラシック・パーク』が公開されたときには、そんなことはなく、すごい技術だと思いました。
映画2026年10月1日
大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む
映画2026年10月1日
余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月30日
小瀧望が主演する舞台「ロックンロール」が、11月6日から上演される。本作は、世界的な劇作家トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年以上にわたる歴史のうねりを描きながら、自由の尊さをうたう物語。愛するロックンロールと母親を守 … 続きを読む
映画2026年9月30日
10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む