坂本真綾「まさかこのような展開が待っているとは夢にも思わなかった」 約9年ぶりのMCU作品参加で感じた驚きと喜び 映画『ソー:ラブ&サンダー』【インタビュー】

2022年7月6日 / 07:00

-本作の予告を最初に見たときに、ヒーローとなってソーと共にバトルをしている姿にとても衝撃を受けました。アフレコ収録などで本編を初めて見たときの感想をお願いします。

 まさかこのような展開が待っているとは夢にも思わなかったので、初めでキービジュアルを見たときには、あまりにも驚いて笑ってしまったんですが、本編を見るとなぜジェーンがこのような生き方を選んだのかが分かるので、納得というか、より一層彼女のことを応援したくなりました。

-昨年、デビュー25周年を迎え、今年はお子さんが誕生し、公私ともに忙しさが増している坂本さんですが、今後挑戦してみたいことなどはありますか。

 同世代であるナタリー・ポートマンさんの声を、10代のときから長年にわたり多くの作品で担当させていただいてきたので、彼女が進み続ける限り、私も頑張って続けていきたいし、できれば年を取っておばあさんになっても、彼女の吹き替えをやらせてもらうことができたらいいな…というのが私の夢の一つです。吹き替えを通して、彼女から多くの刺激をもらってきたし、俳優として学ぶことがたくさんありました。一度もお会いしたことはないのですが、勝手ながらとてもよく知っている親しい人のような気持ちで彼女を応援しています。

-最後にファンへメッセージをお願いします。

 久々に再会したジェーンはこれまで以上にかっこよく、美しく、そして相変わらず真面目で、それでいておちゃめで。ほれ直してしまうほどすてきな人でした。ソーとジェーンは、お互いに運命の相手であるにもかかわらず、何度もすれ違ってきた恋人同士だったように思います。そんな2人が今作で再会してどんな関係を築いていくのか、ぜひ劇場で見守ってほしいです。

(取材・文/丸山有咲)

(C)Marvel Studios 2022

 

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

原田琥之佑「この映画は、何でもあるけど、何にもないみたいなところが一番の魅力だと思います」『海辺へ行く道』【インタビュー】

映画2025年8月26日

-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。  奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む

上田竜也&橋本良亮、舞台初共演を通して「絆はより強固になる」 音楽劇「謎解きはディナーのあとで」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月26日

-皆さんの歌唱シーンもあるのですか。 橋本 それはもちろん、ちょくちょくあります(笑)。歌います。アンサンブルの方と一緒に歌うシーンもありますが、ミュージカルではないんです。バックに流れていて、それに合わせて芝居していくという形だと思います … 続きを読む

青山貴洋監督「問診シーンが最大の課題に」日曜劇場『19番目のカルテ』【インタビュー】

ドラマ2025年8月25日

 また、原作から得た気付きも大きいという。「原作には、読者の感情を揺さぶる瞬間が描かれています。それがどこにあるのかを探りながら、ドラマにもそのエッセンスを取り入れるようにしています」。  原作の短編では、百々がさまざまな医療機関を受診して … 続きを読む

中園ミホ 連続テレビ小説「あんぱん」は「やなせたかしさんが書かせてくださった」執筆を終えた脚本家が物語を振り返る【インタビュー】

ドラマ2025年8月22日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、いよいよクライマックスが近づいてきた。このタ … 続きを読む

森田剛「戦争と背中合わせの世界であるということは今も変わらない」 19世紀を代表する未完の戯曲に挑む パルコ・プロデュース 2025「ヴォイツェック」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月22日

-本作は、19世紀を代表する未完の戯曲です。そうした作品を今、上演する面白さや魅力はどう感じていますか。  自分は与えられた役を生きることに集中したいと思います。ただ、今も昔も、みんなそれぞれに傷ついて、それを隠して生きていると思います。戦 … 続きを読む

Willfriends

page top