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アベンジャーズメンバー唯一の単独シリーズ4作目『ソー:ラブ&サンダー』が7月6日から公開される。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の激闘の後、ガーディアンズとチームを組み、宇宙へと旅立ったソー(クリス・ヘムズワース)は、多くの人々の死に傷つき、戦いは止めようと心に決める。ところが、神殺しのゴア(クリスチャン・ベール)が神々の全滅を目指していると知り、地球に戻る。ニュー・アスガルドを襲撃するゴアに、ソーとヴァルキリー(テッサ・トンプソン)が応戦するが、そこへ突如もう一人のマイティ・ソーが参戦する。それは、ムジョルニアによって力を得た元恋人のジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)だった。
予告編でたくましくマイティ・ソーの武器、ムジョルニアを振りかざしていたソーの元恋人ジェーンの吹き替えを担当した坂本真綾に、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』以来の出演となる本作への期待や、俳優としての心掛け、長年吹き替えを担当してきたポートマンの印象などを聞いた。
2作目のラストで2人はハッピーエンドで終わったと思ったのに、(前作の)「バトルロイヤル」の中のせりふで、別れたと語られていたのでとても残念に思っていました。私自身、ソーとジェーンのカップルが大好きだったんです。もうジェーンが登場することもないんだろうなあと思っていたので、この『ラブ&サンダー』の予告を見たときは、本当にびっくりしました。普通の人間だったジェーンがまさかのヒーロー・マイティ・ソーになって再登場!? 一体どんな再会になるんだろうとワクワクしました。どういう経緯で彼女がムジョルニアを握って戦うことになるのか、意外過ぎて全く想像できませんでしたが、再びジェーン役を演じる機会を頂けて私もすごくうれしかったです。
1作目と2作目を改めて見直してみたんですが、ジェーンにとってソーがどんなに特別な存在だったかを再確認したので、一体どうして別れてしまったのか、2人にその後何があったのかを知りたいなあと思ったりしました。
年月を経て、年齢も重ねていますし、キャリアも順調のようで世界中の尊敬を集める有名な科学者になっていました。落ち着いた大人の雰囲気をまとっていたので、そういう変化が自然に出せればいいなと思いました。一方で、今の彼女はある葛藤を抱えていて、他の人には見せない弱い一面も描かれています。そんな彼女の揺れ動く心情に寄り添いたいなと思いました。
吹き替えの場合は、すでに映像の中で演じている俳優さんがいるので、表情やせりふの言い方、体の使い方などを観察して、できる限り意図をくみ取って、寄り添いたいなと思って取り組んでいます。自分がどう演じたいかというよりも、オリジナルの俳優さんがどのように感じていたのだろうかと想像しながら、日本語に置き換えていくようなイメージです。
ジェーンはデータや数値とにらめっこしている頭脳派のイメージでしたから、ムジョルニアを手にどんどん敵を倒していくパワフルな彼女がすごく意外で、新鮮でした。マイティ・ソーの姿であるときは、髪形やメークなども普段のジェーンとはずいぶん違っていて、よりゴージャスな雰囲気でしたね。
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